なかなか理想のカレに出会えないという真弓さん(36歳・会社員)。荒れ模様の「お部屋」と「恋愛の悩み」はつながっている!? その両方を片づけていきます。

◆前回の記事◆
部屋が片づかないのは不幸な恋愛が原因

自分が居心地良いと感じる空間にしていくこと

 少しおさらいすると、真弓さんはお母さんとの子ども時代の出来事から、「相手を傷つけたくない」「自分の思いよりも相手の気持ちを大切にする」コミュニケーションがパターン化し、恋愛においても「自己中で俺に合わせてほしい」というオレオレタイプの男性を選ぶことが、多くなってしまいました。

 こうして相手の思いやペースに合わせる相手メインのコミュニケーションが板に付いてしまったわけですが、その結果、自分のペースや軸も乱れて、お部屋も若干荒れ模様に……。

 そんな真弓さんにとって大切なのは、自分をメインにしたコミュニケーションに変えていくこと、そして、お部屋も自分が最も居心地良いと感じる空間にしていくこと(自分に一番に愛を注ぐ部屋作り)。それこそが幸せな恋愛・結婚への近道なのだと、空間心理カウンセラーの伊藤勇司さんはアドバイスしてくださいました。

 ここからいよいよ、【自分に一番に愛を注ぐ】ための片づけの実践編に移ります! ちなみに、片づける前のお部屋がこちら。

◆リビングの一角(チェアー・テーブル周り)
◆リビングのテレビ周り

 自分に愛を注ぐためには、最も長い時間滞在する「リビング」を快適にくつろげる空間にすることです。そこで、片づけのファーストステップとして行ったのが、「捨てない掃除」!

 「まず、いきなりモノを捨てようとせずに、棚の上にあるもの、中にしまってあるモノを一旦全部出し、空いたスペースをキレイに拭いていきます。そして取り出したモノを一つ一つ確認し、汚れやホコリがある場合はそれらを拭いたりして、丁寧にモノと向き合っていきます」(勇司さん)