2015年も、いよいよ終わりが見えてきました。働き女子の皆さんにとって、今年はどのような1年だったのでしょうか。日経ウーマンオンラインでは、「2015年に最も印象に残ったニュース」をたずねるアンケートを実施。パリ同時多発テロからラグビー日本代表の活躍まで、皆さんの関心の幅広さに驚く結果となりました。回答数が多かった項目から順に、働く女性の2015年を振り返ります。

【調査概要】
◎調査期間:2015年10月30日(土)~2015年11月30日(月)
◎有効回答数:719名

イスラム国による日本人人質殺害・パリ同時多発テロ

 2015年は、「イスラム国(IS)」「テロ」などの言葉が頻繁にニュースに登場する1年でした。1月、日本人の湯川遥菜さんと後藤健二さんが中東のシリアで殺害されたニュースは、インターネット上で公開された動画と共に、日本中に衝撃を与えました。11月には、パリで同時多発テロが起き、130人の市民が犠牲に。

 働き女子からも「ついに日本人もテロ組織の攻撃の的になってしまった(29歳)」「海外旅行には二度と行かない(28歳)」など、テロへの恐怖を感じるという声が多数寄せられました。

イスラム国に拘束された人質が殺害されるなど、近年まれに見る残虐さとネットでの動画拡散の速さが印象に残った。これからのテロの脅威に恐れおののいた。(年齢不明)

テロに脅かされた年。日本とは無縁と思っていたテロの脅威が、ISの日本人殺害によって一気に身近な問題として感じられた。(26歳)

イスラム国のテロ。飛行機に乗ることが怖い。(25歳)

フランスのテロ。市民に近いところ、都会でこんなことが起こるとは思わなかった。(37歳)

ISなど過激派組織の台頭。最近起きたパリのテロ、日本人の被害者が出たことなど、過激派組織の矛先が実は自分たちにも向けられていることを痛感した。東京オリンピック開催が決定した今、テロ行為を未然に防ぐ方策を真剣に考えていかなければならないと感じた。(33歳)

イスラム国の台頭。イスラム国の人は女性が教育を受けることを禁止したり、女子学生を大量に誘拐したり、現代とは思えないような思想や行動をしたから。(26歳)