2015年も残すところあと5日。日経ウーマンオンライン読者に10月に実施したアンケート、「今年中にやり遂げたいこと」で、堂々1位を獲得したのが……“掃除・片づけ”でした。多くのみなさんは、きっとやり遂げていることでしょう! しかし、いやまだちょっと…と下を向いてしまったあなたのために、あと5日でできるカンタン整理・収納術をご紹介します。サッと読んで、即、実行しましょう。

スッキリと新年を迎えるために掃除・片づけはやっぱりやりたい

 もっとも多くの働き女子が「今年やり残したこと」「やり遂げたいこと」として挙げた第1位は、「掃除・片づけ」でした。不用品の処分や見えないところの掃 除は、仕事が忙しいとつい後回しになりがち。中には今年引っ越しをして、片づけがまだ終わっていないという人も。「今年中に“断捨離”をしたい」「人を呼べる部屋にしたい」など、スッキリした部屋で新しい年を迎えたいと感じている女性が多いようです。

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 しかし、掃除・片づけをしたいと思っていても、何から手をつけたらいいかわからないという人も多いはず。そんな人は……

 「本当に好きなものは何かを考えて残しながら、そのほかのものを捨てましょう。すると、徐々に好みが分かってきます。若い頃にきちんと、残すものと捨てるものを選ぶことは、自分の好みを知るための大切なレッスンなんです」(整理収納アドバイザーすはらひろこさん)

 一方、「捨てられないときは、無理をしないこと」と話すのは、片づけ収納メンタルセラピストの勝間まなみさん。「片づけが苦手なのに無理に片づけたり、捨てたくないのに無理に捨てたりすると、ネガティブな感情が強くなってしまいます」。まずは、「片づけが苦手」「モノを捨てられない自分が嫌」という気持ちを受け入れる。そして、その時の気持ちをただ感じ続ける。すると、自然に「嫌だ」という気持ちがなくなる瞬間がある。「それが、ネガティブな感情 を“捨てた”瞬間。そこから始めると、スムーズなんです」

 日々、ネガティブな感情を捨てて片づけることを続けるうちに、人生の決断力も身につくといいます。「ネガティブな気持ちとどうつき合うか、何を選ぶのか。その心の動きは、モノでも人生でも同じです。日々の片づけを通じ、選ぶもの、捨てるものを決める能力を身につけることは、人生の決断力も養います」

 新しい年の始まりに備えて、部屋の中のものを捨てることからスタート! さらに、ココロのモヤモヤを捨てる方法も、一緒に身につけていきましょう。

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