下着メーカー発・肌着の開発技術が結集した優秀インナー!

 前ページで紹介した定番もののあったかインナーは、1000円~2000円程度で手に入る優れものでした。一方、国内大手の下着メーカーからも、肌着の開発技術を駆使したあったかインナーが発売されています。お値段が4000円程度になる商品もあり、いきなり買うにはハードルが高いと感じる人も少なくないでしょう。

 下着メーカーの高機能なあったかインナーは、ほかの製品と比べて何が違うのでしょうか? トリンプ、ワコール、グンゼの製品から、気になる3製品を試してみました。

トリンプ 
温泉インナー

【商品名】
「温泉インナーG2666 8分袖トップ」4200円(税抜)

【URL】
https://jp.triumph.com/

【素材】
身生地:綿85%、ナイロン10%、ポリウレタン5%
レース部:ナイロン、ポリエステル

【サイズ展開】
M、L、LL

【色】
月岡温泉のお湯の色をイメージしたエメラルドグリーンなど3色

【ほかのバリエーション】
「温泉インナーG2666 5分袖トップ」3900円(税抜)。



 温泉の粘土鉱物と源泉を使用して“温泉加工”を施した、素材が発熱するタイプのインナー。温泉余土に含まれる粘土鉱物「スメクタイト」を使用した生地は、高い吸湿発熱性をもち、着用すると湿度に反応して発熱します。また、日本屈指の硫黄含有量を誇る新潟県の月岡温泉の源泉を使用して、生地を柔らかくしっとりとした肌触りに仕上げています。月岡温泉は、弱アルカリ性のお湯でお肌がつるつるになる“美人の湯”として知られています。

 こうした“温泉加工”を施した生地は、未加工の生地に比べて最大で3.1℃も温度が高く、平均でも1℃前後、高い温度になるという実験結果が公開されています。

試着の感想●“美人の湯”の温泉気分でじんわりあったか
着てしばらくすると、じんわりと暖まってくる感じがしました。着ているだけで、温泉に入っている感覚になれるとは何ともぜいたくな気分です。ほかの製品に比べると、お値段は多少はりますが、それだけの価値はありそう。忙しいときは冬でもシャワーで済ませてしまうことも多いので、インナーで“美人の湯”の温泉効果が得られるのは魅力的です。首回りにレースが施された、女性らしいデザインです。

◆同社のほかの注目インナー
生姜加工で暖かい「マジ軽ホット 生姜インナー」シリーズの「マジ軽ホットG3700 7分袖トップ3」4200円(税抜)など。