おいしいうえに食べごたえのある“粉ものスイーツ”に、目がない女子は多いはず。粉ものスイーツといえば、数年前から根強くブームが続くパンケーキがその代表格だが、もちろんそれだけにあらず。近ごろはさまざまな粉ものスイーツを出す店が登場し、話題を集めている。そこで今回はぜひチェックしておきたい最旬の粉ものスイーツ店を4軒ご紹介!(価格は特記がない限り税抜)

 まずは、今春アメリカ・ポートランドから日本に上陸し、話題を呼んでいるドーナツ店「カムデンズ ブルースタードーナツ(CAMDEN'S BLUE STAR DONUTS)」。東京・代官山のログロード代官山内「フレッド シーガル代官山店」内に今年4月にオープンした(※現地ポートランドでの店名は「BLUE STAR DONUTS」)。

 直径10cmもある大きめサイズで、お酒の風味を入れたメニューなどもあり 「大人のドーナツ」ともいわれる同店のドーナツは、南フランスのオリジナルでクラシックなブリオッシュのレシピがベース。現地のオリジナルレシピや原材料に可能な限りこだわり、その味を忠実に再現。生地もすべて店舗内のキッチンで手作りだ。

 ドーナツは10種類以上あり、人気は「コアントロー クリーム ブリュレ」や「ラズベリーピスタチオ」。「幅広い年齢層のお客様にご来店いただいております。男性のリピーターも多いです」と話すのは同店を運営するMFSJ Fred Segal事業部PR部の今井寿子さん。季節ごとに販売される限定メニューも人気だというから、ぜひチェックしてみて!

「コアントロークリームブリュレ」(380円)。濃厚なマダガスカルバニラクリームを使用。表面はカラメルで覆われ、パリッとした食感。コアントローの入ったピペット付きなので、お好みで注入して食べる。
「コアントロークリームブリュレ」(380円)。濃厚なマダガスカルバニラクリームを使用。表面はカラメルで覆われ、パリッとした食感。コアントローの入ったピペット付きなので、お好みで注入して食べる。
「ラズベリー ピスタチオ」(380円)。ラズベリーにハイビスカスティーを加えたグレーズにピスタチオをまぶしてカラフルに。
「ラズベリー ピスタチオ」(380円)。ラズベリーにハイビスカスティーを加えたグレーズにピスタチオをまぶしてカラフルに。

 次は日本初のマドレーヌ専門店。今年7月、東京・自由が丘にオープンした「MADELEINE LAPIN(マドレーヌラパン)」。こちらのお店は無添加で安心安全な素材がウリ。保存料、着色料、合成香料、人工甘味料などは一切無添加で、焼き菓子によく使われる保湿性を高めるトレハロースやトレモリン等すら不使用。キメの細かい北海道産小麦粉、平飼い無投薬で育てたニワトリの卵など、安全で新鮮な材料にこだわったマドレーヌは、しっとりして香ばしい素朴な味わいだ。

 レシピ開発には1年ほどかけたそうで、1000個以上を試作した中から38種類のレシピを開発。店舗にはその中から常時約7~9品が並ぶ。一番人気のバニラ(208円)には、マダガスカル産の最高級バニラビーンズをふんだんに使用。バニラの甘い香りがする優しい味だ。

(左)芳醇なバターの香りが漂う店内、(右)店内にはイートインスペースがあり、気軽に食べられる。お昼にはランチプレートの用意もある。
(左)芳醇なバターの香りが漂う店内、(右)店内にはイートインスペースがあり、気軽に食べられる。お昼にはランチプレートの用意もある。

 「週末のミニマドレーヌ量り売りでは、いつも焼き上がりを待っていただく方の行列ができます。一度食べていただいて、再来店してくださるお客様も多いです」とオーナーの村井瑞枝さん。妊娠中や小さな子供がいる家に安心して渡せるお土産としてもおすすめだ。

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