読書の秋到来です。読者から寄せられたアンケートをもとに、働く女性たちにおすすめの本をテーマ別にご紹介。前編にひきつづき今回の後編では、身の回りの生活もスッキリさせたいという願望が強く感じられる、すぐに役立つ断捨離系が多いのも特徴的です。また小説やマンガを読んでパワーをもらうことも――あなたがまだ読んでいない本はありますか?(2015年7月1日~7月29日 日経ウーマンオンライン読者調べ/*のついた書籍は、amazonのリンクがKindle版です)

■すぐに役立つノウハウ&考え方の参考になる本

 人の考え方はさまざま。だから面白い! 「忙しくしている人がいて、マイペースな人がいて、会社は成り立っている。私はマイペースな方なので、無理して頑張るのではなく、自分らしさを大切にして働こうと思った」(28歳)と『働かないアリに意義がある』(長谷川英祐著)をすすめてくれた読者も。他にはどんな本があるか見ていきましょう。

『毎日書ける英語手帳フレーズブック』
(石原真弓著 学研教育出版)

英語の勉強をしなきゃなぁ……と思いつつ、苦手意識が先にきて、なかなかやる気が起きなかったのですが、毎日書いている手帳からスタートしようと思い購入してみました。簡単&略式な英語が多いので、英語を見たらオーバーヒートだった私でも楽しく読めてすでに手帳に活用してます!(25歳)

『女子力が上がる 「美文字」練習帳』
(青山浩之著 日経BP社)

いまさらですが、自分の字が気になりペン習字を始めました。独学でやっても続けるうちにきれいになるものだなぁ、と。お仕事のちょっとしたメモもきれいってほめられるようになりました。(29歳)

『ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術』
(熊野整著 ダイヤモンド社)

仕事でエクセルデータを複数の人と共有して使うことが多いので、フォーマットの仕方など参考になりました。自分で工夫してやっていたことと同じことが書かれていると、「そうそう!」と思い、少し褒められたような気持になって嬉しかったです。(46歳)

『フランス人は10着しか服を持たない』
(ジェニファー・L・スコット著 大和出版)

ジェニファーは典型的なカリフォルニア・ガールでしたが、縁があってフランス貴族のマダムのところにホームステイすることになります。すごく豊かすぎる社会に暮らしながら、私たちはまた何かを求めてしまう。仕事でも、何かを追いかけすぎていたかな。シンプルな考え方が身につきました。(29歳)

ライフスタイルの本ですが、本物を見極めて大切にする、自分なりのスタイルを持つ、シンプルに生きるといった考え方そのものはビジネスをうまくやっていくのに役立つと思いました。(38歳)

本当に10着で生活できるの? と半信半疑ながら手にした本です。なかなか10着にまでは絞りきれませんが、不必要な物を捨て、生活をシンプルにしていくことで得られることがたくさんあることを実感できました。(42歳)

シンプルなところが共感した。(30歳)

『人生がときめく片づけの魔法』
(近藤麻理恵著 サンマーク出版)

かなり以前に読んだのですが、海外でもヒットして話題になっているとテレビで見たので、最近再度よみ返してみました。あらためて読み返すと実践したはずの職場の引き出しの中などがまた散らかっていることに気づいたりしていいですよ。定期的に何度も読み返して、片付けが自分のオリジナルのものになるまで実践を繰り返すことが大切なんだなと感じることができました。(32歳)

「こんまり」こと近藤麻理恵の著書、『片付けの魔法』です。これを読んでから自宅だけでなく、オフィスデスクの小物や書類もすっきり片付けて仕事しやすくなりました。(38歳)