■学びや気づきを得られる小説&マンガ特集

 最近そういえば小説読んでないなぁ、マンガも――なんて声が聞こえてきそう。仕事とは全く関係のない本と思っていた一冊から、いろいろなことを学べたりすることもあるかも。読者イチオシの多彩な小説、マンガをご紹介します。

『空飛ぶ広報室』
(有川浩著 幻冬舎)

最近ではありませんが、以前に読んだ際に室長の言葉の数々に、仕事に対する姿勢、考え方など改めて見直す機会を頂きました。(40歳)

『何者』
(朝井リョウ著 新潮社)

実は最近、転職を考えていて。履歴書にどういう言葉で自分を表現できるのか?するのか? など考えさせられる一冊でした。(42歳)

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
(東野圭吾著 角川文庫)

人の悩みを雑貨店の店主に手紙で相談し、回答をもらう話ですが、回答がどうであろうと結局は自分の気持ち次第で未来は変わるんだな、と思わされた作品。仕事で悩んでどう行動するか迷った時も、前向きに考え行動することで未来は良い方向に変えられると感じました。(26歳)

『和菓子のアン』
(坂本司著 光文社)

かわいいタイトルのお仕事ミステリーです。楽しい物語展開の中で、忙しい時でも、毎日に丁寧に向き合うことの大切さを教えてもらいました。必ず和菓子が久々に食べたくなりますよ!(33歳)

『下町ロケット』
(池井戸潤著 小学館)*

改めて仕事に対する姿勢が変わりました。とても心が動かされます。景気が悪いのを会社のせいにし、モチベーションを下げるのは恥ずかしい。モチベーションぐらい自分で上げていかなければいけないと思いました。(37歳)

『望郷の道』
(北方謙三著 幻冬舎)

読んだのは少し前ですが、主人公の姿に、就職活動中にとても励みになったことを覚えています。今でも読み返すことがあります。(28歳)

明治期の日本の経済のれい明期に、賭場の婿となった主人公が商才を発揮して家を大きくしていくのですが、繁盛すれば足を引っ張る人たちも出てくるわけで。手に汗にぎりながら読んでしまいます。生きる力が湧いてくる感じです。(35歳)

『みをつくし料理帖』
(高田郁著 ハルキ文庫)

「みをつくし料理帖」シリーズは江戸の神田御台所町で料理を通じて奮闘する主人公・澪のけなげさ、一生懸命さに胸が打たれる。時代小説なのにみずみずしい感性で描かれていて、泣いたり笑ったりするうちに日々の小さな悩みが小さく感じられます。(41歳)

高田さんの小説では『銀二貫』もおすすめ。『みをつくし料理帖』では劇中に出てくる創作江戸料理の簡単なレシピなども載っていて興味深いんです。発売と同時に買ってしまいます。(35歳)

『夢をかなえるゾウ』
(水野敬也著 飛鳥新書)

何年か前に友人にもらった本ですが、エンターテインメント性のある小説なのに読み終わった後に、心が熱くなりました。笑えるし、ためになるし、何度も読みたくなる本です。(38歳)

表紙の絵がかわいくて買ったら、思った以上に深い本で驚きました。読み終わった後に、自分が日頃考えていることを実践したくなるような気持ちになりました。(35歳)