9月28日。福山雅治さん、千原ジュニアさん結婚報道が列島を駆け巡りました。福山さんの国民的な人気はもちろん、千原ジュニアさんも内田有紀さんをはじめ、数々の美女との熱愛が報じられてきたモテ男。ファンの女性たちの悲嘆はもちろんですが、世間を驚かせた理由はもう一つ。お二人ともに「モテるけれど結婚には遠そうな男性」という共通のイメージがあったことが挙げられるのではないでしょうか。お相手の女性像に関心が集まりますが「彼らの“パーソナル・スペース”に入り得た女性」とするのは母娘問題研究家・麻生マリ子さん。魅力的ながらも結婚となると難しそうなタイプの男性とゴールインし得る女性とは? 心理学の側面から分析してもらいました。

■福山雅治さん、西島秀俊さん、田村淳さん……モテ男たちに共通するのは?

(C)tooru sasaki / PIXTA
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 福山雅治さん、千原ジュニアさん、麒麟の川島明さんをはじめ、少しさかのぼると西島秀俊さんや田村淳さん、向井理さん……このところ人気芸能人の結婚が相次ぎ、女性たちの「独身最後の砦が!」という悲鳴が聞かれます。

 そもそも容姿端麗でモテる、という一点だけでも、女性にとっては十分に手強い存在。恋愛対象には相当に高い素養が求められるはず。

 その上、彼らは洗濯物の畳みかたや、部屋のなかのモノの置き場所などに対するこだわりの強さや、細かすぎる、神経質だということや、女性への要求の高さをご本人が公言、あるいはまわりが証言されていました。

 また、バラエティ番組では独身生活を謳歌している様子が取り上げられ、たまに熱愛報道が出ることはあっても結婚には至っていない。

 実際に(向井理さん、麒麟の川島さんを除いて)40代でいまだ独身だったこともあり、女性が「結婚」というかたちで、彼らの生活に入り込む余地などないのでは――そんなイメージを抱いてなかったでしょうか。

 そもそも「結婚=生活」である、という前提があります。

 そうしたときに“誰かと生活をともにすることが難しそうなモテ男”。福山雅治さんや千原ジュニアさんらに共通するのは、このイメージではないでしょうか。

 西島秀俊さんや田村淳さんが結婚された際には「プロ彼女」なる言葉まで流行りました。

 これほどの高いハードルを乗り越えて“生活をともにすることが難しそうなモテ男”の妻となることのできた女性とは、いったいどんな女性なのか? 世の女性たちの関心の集まるところでしょう。

 一言で述べると、筆者は彼女たちを「彼らの“パーソナル・スペース”に入り得た女性である」と考えています。ここでは心理学に基づいて、お相手の女性像を分析。また福山雅治さんと吹石一恵さんのように、友人から恋愛、結婚へと発展するパターンについてもお話しします。