上司や家族にはおいしい健康志向チョコを

 これだけ毎年バレンタインデーの欠かせないギフトとして定着し、また日頃から老若男女に愛されるチョコレート。といっても、日本のチョコレート消費量は、ヨーロッパと比べるとまだまだ少ない。国内消費量で比較すると、ドイツは98万トン以上、イギリス56万トン以上、フランス43万トン以上というなか、日本は23万トン以上という数字に留まる(国際菓子協会/欧州製菓協会 2013年統計)。日本のチョコレート消費量が控えめである理由の一つに、チョコレートのカロリーを心配する人が多いというのがあるかもしれない。

 しかし近年は、おいしさとヘルシーさを両立させたチョコレートが注目されている。ダイエットや糖質制限中の人でも口にしやすいものなども開発され、より幅広くチョコレートを楽しめる層が広がっていきそう。上司や家族への今年のバレンタインギフトは、そんな豆知識とともに贈るチョコレートにもこだわってみて。

◆マザーレンカ
 「ドクターズチョコレート」

ダーク/ミルク 1袋 30g 500円(税別)
マザーレンカ

 マザーレンカは、世界最大のチョコレート製造会社・バリーカレボー社の「カレボーチョコレート研究所」が健康のために開発した機能性チョコレートを100%使用。さらに独自の製法で日本人にもっともおいしいと感じられる口どけや風味、深い味わいにもこだわる。砂糖不使用ながら低カロリー甘味料「マルチトール」でおいしさをキープ。ノンシュガー・低GI値(*)・天然成分にこだわり、糖質制限中でも安心して食べられるだけでなく、虫歯になりにくいとも言われている。現在全国約4000の調剤薬局、約700の病院およびクリニックで購入できる。編集部Kは実家の父に贈るため、オンラインショップですでに10個を入手。
(*)GI値 グリセミック・インデックスの略。食後の血糖値の上昇を示す指標



◆明治
チョコレート効果カカオ72% BOX

1箱 70g 220円(税別)※その他にも、カカオ86%、カカオ95%がある 明治

 チョコレートに含まれる成分で近年話題を集めているポリフェノール。植物が自分の身体を守るために体内で生み出す成分で、身近な食品としては果物や野菜、ワインなどにも含まれるが、チョコレートにも多く含まれることが知られている。健康を保つカギといわれるカカオポリフェノールをたっぷりと含んだ、明治の「チョコレート効果」シリーズは3種のカカオのパーセンテージでその味わいを楽しめる。また、カカオ72%で1粒あたりのポリフェノールが127mg、86%で1粒あたり136g、95%で1粒あたり142mg。健康を保つ秘訣として、チョコからポリフェノールを上手に取り入れたい。

文/斎藤規子、構成/近藤鈴佳