資格を取得して、専門性を高めたい。希望の仕事に就きたい。そんな思いを持つ女性は多い。でも本当に仕事に役立つ、夢をかなえられる資格とは?(キャリアカウンセラーのいぬかいはづきさんにお聞きしました)

興味のある仕事なら試験勉強も苦にならない

 「いったい自分はどんな資格を目指したらいいのだろう」――。そんな悩みを抱えているなら、まず自分の適職を考えることから始めてみるといい。

 「下のチェックシートは個人が持つ興味から適職を分析する、米国の心理学者・ホランドの職業選択理論をベースにしたものです。データとアイデア、人とモノのいずれ(またはそれぞれの組み合わせ)のどれを重視するか、その傾向から6つのタイプに分類。タイプごとに向いている職種と、それに向けて取得すると有効な資格をリストアップしました」(キャリアカウンセラー・いぬかいはづきさん)

 結果が事務管理タイプなら、経理や事務関係の仕事が向き、それには簿記や秘書検定の資格取得を目指すといいとなる。ただし、実際にはどれかのタイプにチェックが集中することは比較的少なく、2つ、あるいは3つのタイプに同じくらいチェックが入ることも。

 「その場合はそれぞれの要素を併せ持っていると考えてください。女性の場合は、サポータータイプと事務管理タイプに同じくらいのチェックが入る人も多いようですよ」

 何となく、興味があるからと安易に資格を選ぶより、自分の傾向に合った資格のほうが自然に興味も持てるし、仕事にもつながりやすい。興味のある領域の資格ならば、試験に向けた勉強も苦にならないもの。早速シートを試し、資格選びのヒントに活用して。

チェックシートの付け方
A~Fのカテゴリー別のチェック項目で、自分にあてはまるものにチェック。最後にカテゴリーごとにチェック項目の合計数を出す。一番多いのがあなたのタイプ(同じ点数が複数ある人は両方の傾向を持つ)。次ページ以降の診断結果を見て!