iPhoneやiPadの空き容量を手軽に増やせたらなあ――そんな悩みを一発解決できるのは「Lightning端子付きのUSBメモリー」でした。iPhoneにもパソコンにも、挿すだけで接続でき、データを保存できる優れものです。

USBメモリーと同様の感覚で、写真や動画などのデータを保存できる

 「USBメモリー」と言えば、パソコンに挿して、データを保存できる周辺機器というイメージが強いでしょう。でも実は、iPhone向けの製品もあるのです。挿すだけでiPhoneの中のデータを保存できるのはとても便利。iPhoneは購入時にストレージ容量が決まっていますが、こうした外付けの記憶装置を使うことで、手軽にiPhoneの容量を増やせるわけです。もちろん、パソコンでも利用できるので、データをパソコンに移したり、パソコンのデータをスマホに入れたりが簡単にできます。

 今回はADATA(エイデータ)の「i-Memory Flash Drive AI920」という製品を使ってみました。お手頃な値段でコンパクトながらも機能が豊富で、専用のデータ管理アプリも用意されている使い勝手の良い製品です。容量は32GB、64GB、128GBが選べます。

ADATAの「AI920」。iPhoneの色に合わせてジェットブラック、ゴールド、ローズゴールドを用意。シンプルなデザインでiPhoneとの相性もバッチリ
ADATAの「AI920」。iPhoneの色に合わせてジェットブラック、ゴールド、ローズゴールドを用意。シンプルなデザインでiPhoneとの相性もバッチリ
ADATAの「AI920」。iPhoneの色に合わせてジェットブラック、ゴールド、ローズゴールドを用意。シンプルなデザインでiPhoneとの相性もバッチリ

 AI920 は、ライトニングコネクタ(端子)付きのUSBメモリー。ライトニングはiPhone5から採用された、アップル社の外部接続端子の規格です。いつも充電するときにケーブルを接続して使う、あの端子です。

AI920を折り曲げると、収納されていたライトニング端子が出てくる。反対側はUSB端子になっている
AI920を折り曲げると、収納されていたライトニング端子が出てくる。反対側はUSB端子になっている
iPhoneに接続したときのイメージ。端子がやや長めなのでスマホカバーを付けたままでも挿せる
iPhoneに接続したときのイメージ。端子がやや長めなのでスマホカバーを付けたままでも挿せる

 AI920の寸法は37.8×16.9×6.9mmと、とてもコンパクト。後述しますが、“いざというとき”のために、バッグやペンケースに入れて常に携行するのがオススメです。筆者は付属のストラップが気に入り、即、装着してバッグに忍ばせました。端子を完全に覆うキャップは付属しませんが、耐塵・耐水機能があるため問題なし。それどころかADATAに質問してみたところ、「内部の基盤に回路を守る加工が施されているため、水洗いも可能」なんだそうです。このミニマムなデザイン、スタイリッシュなだけではないんですね。キャップをなくす心配がないのはありがたいです。

 また、使ってみると、AI920は無料の専用アプリでデータの転送や再生ができるのがとても便利でした。iPhoneからAI920へ、逆にAI920 からiPhoneへとデータを簡単に転送できます。では、実際にiPhoneに溜まったデータをAI920に移してみましょう。