キャリアやファッションと同じように、できれば、お金とも自分らしく向き合いたい。人気モデルの小泉里子さんに自分らしさを実現するライフスタイルの秘訣を伺った。

日々の積み重ねが結果となり将来につながっていく

PROFILE
小泉里子さん
15歳でモデルデビュー。ファッション雑誌『CanCam』(小学館)の専属モデル、『Oggi』(小学館)、『CLASSY.』(光文社)の表紙モデルを経て、2018年1月号より『Domani』(小学館)の表紙モデルとして活躍中。働き女子に圧倒的な人気を誇る。ブラウス1万9000円、サンダル2万1000円/共にANAYI、パンツ1万6000円/デミルクス ビームス(デミルクス ビームス 新宿)、ネックレス/スタイリスト私物

 人気ファッション誌の表紙キャラクターに次々と抜擢され、働く女性の憧れの存在であり続けるモデルの小泉里子さん。年を重ねるにつれて、自然体な美しさが増しているように見える。

 「周囲の女性を見ていて、『素敵だな』と思うのは人生を楽しんでいる人。読者の皆さんに魅力を感じてもらうには、自分が充実していないとダメだと思うし、そのためには自分自身を整える時間も重要。以前は趣味=仕事という時期もありましたが、今は休みをきちんと取って旅行に行ったり、充電する時間を大切にしています」

 そして、プロとしてベストな状態で仕事にのぞむために彼女なりの習慣があるという。

 「以前、むくみがひどい時期があり、18時以降は食べないようにしてみたら調子がよくなったので、その生活を続けています。18時というと大変なように聞こえるかもしれませんが、私たちの仕事は早朝に集合して撮影し、夕方までには帰れる場合が多いので、リズムができてしまえば苦にはなりません。朝6時に起きて、愛犬にご飯をあげたら、まず白湯を飲み、朝食の支度をする。夜は22時頃には就寝。そんなペースを守ることで、いいコンディションを保てるのが心地よいのです。もちろん、仕事が休みの時には、そのリズムにとらわれず友人と外食もします。それも大切な時間ですから」

 そんな小泉さんに今後のキャリアの目標を伺ってみた。

 「モデルという仕事にはずっと関わっていきたいとは思っていますが、遠い未来のことは考えてはいなくて、目の前のことを楽しんで取り組んでいるだけ。その積み重ねが結果として将来につながっていくと考えています。モデルの仕事は時代に合っていないと、どんなに自分が頑張っても難しい一面があります。私も27~28歳の頃、時代の流れと自分が合っていないと感じた時期がありました。これからも成長しながら、しなやかさを持って、変化に順応していきたいと思っています」