入社・異動後1カ月間のタブー行動
入社・異動後1カ月間のタブー行動
入社・異動時に心がけた行動(異動・転職経験者)
入社・異動時に心がけた行動(異動・転職経験者)
入社・異動時に心がけた行動で効果のあったもの(異動・転職経験者)
入社・異動時に心がけた行動で効果のあったもの(異動・転職経験者)
新しく配属された人へのコミュニケーション
新しく配属された人へのコミュニケーション

 ネットリサーチを手がけるマクロミルは、入社や異動が多い時期を迎えるにあたり、新天地で気をつけるべきことや心構えについて、20歳―69歳の有職者1636人を対象にアンケート調査を実施した。

 新入社員や異動社員が配属されて1カ月以内にとる行動で「問題がある」と感じることを尋ねたところ、1位は「挨拶をしない」(90.5%)、2位は「言葉遣いが丁寧ではない」(83.1%)、3位は「気づいたら帰っている(何も言わずに帰る)」(81.6%)となった。

 異動や転職の経験がある人(1294人)に、異動や転職に際して心がけたことを聞いてみると、「きちんと挨拶する」(83.0%)が圧倒的に多く、次いで「身だしなみ」(50.2%)、「言葉遣いを丁寧にする」(48.1%)が続いた。

 心がけていた行動で9割以上が効果を実感した上位5項目は「商品や業界の知識を早く覚える」(92.2%)、「同僚をランチに誘う」(91.9%)、「喫煙ルームに行って情報収集する」(91.5%)、「わからないことは積極的に聞く」(90.7%)、「物事をポジティブにとらえるようにする」(90.3%)だった。

 新入社員や異動社員を受け入れる際のコミュニケーションについて聞くと、新しく配属された人に「自ら積極的にコミュニケーションをとりに行く」という人は42.0%と半数を下回った。また、異動・転職経験者も「積極的にメンバーに話しかける」を心がけていた人はわずか22.0%だった。

 しかし、新入社員や異動社員の行動で「同僚とコミュニケーションをとろうとしない」を「問題がある」とみる割合は71.5%にのぼる。一方で「人見知り」を問題だと感じる人は24.4%にとどまるため、たとえ人見知りであっても頑張ってコミュニケーションを試みることで、新天地で順調なスタートをきれるかもしれないと同調査は提案している。

■関連情報
・マクロミルのWebサイト www.macromill.com/

文/鈴木 英子=ニューズフロント