人材総合サービスのエン・ジャパンがまとめた調査結果によると、働く女性のほとんどが職場で苦手な人に出会った経験があり、仕事を円滑にするために“大人の対応”で上手に付き合おうと努力している。
エン・ジャパンが運営する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」上で、同サイトを利用する女性956人にアンケート調査を実施したところ、95%が「今までの職場に苦手な人がいた」と答えた。
どのような相手か聞くと、「上司」(67%)が最も多く、次いで「先輩」(55%)と、比較的目上の立場の人に苦手意識を抱く傾向が高い。以下、「同僚」(40%)、「お客様」(27%)、「後輩」(24%)と続いた。
苦手な人と上手に付き合うコツは、「仕事だと割り切る」(72%)が1位、「距離を置く」(44%)が2位、「冷静・客観的になる」(35%)が3位と、大人の対応が上位に並んだ。
「仕事だと割り切る」と答えた人からは、「相手を変えることはできないので自分の気の持ちようを変えるしかない」(32歳)、「その人に関わるのも給料のうちだと思うようにする」(36歳)などの意見が寄せられた。
「距離を置く」とした人は、「積極的に接するでもなく、避けるでもなく、つかず離れずの距離を保つ」(24歳)、「自分のプライベートのことは一切話さない、相談しない」(34歳)といった方法をとっている。
また、「冷静・客観的になる」と答えた人では、「なぜその人がそのような言動をとるのか、自分なりに分析し、自分自身のあり方も考えてみる」(35歳)などのコメントがあった。
■関連情報
・エン・ジャパンのWebサイト www.enjapan.com/
・エンウィメンズワークのWebサイト women.en-japan.com/
取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント