一方で、ストレスマネジメントの取り組みを何もしていない「特になし」との回答が11%あった。

 個人面談や社内研修以外の取り組みをしている企業(292社)に、具体的な内容を聞いてみると、従業員がストレスを溜め込まないために「懇親会」(139社)を実施しているとの回答が最も多かった。懇親会は、メンタルヘルスの維持増進を阻害する要因となる、コミュニケーションにおける問題を取り除く役割に繋がると見られる。

 EAP(従業員支援プログラム)サービスの導入を含む「研修・外部専門家の指導」(19社)の利用は少なく、中小企業ではメンタルヘルスマネジメントへの投資の動きはほとんどないことが分かった。

■関連情報
・エフアンドエムのWebサイト www.fmltd.co.jp/

取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント