「着る服がない」「似合う服が分からない」―そんな“おしゃれ迷子”状態に陥ったとき、すべきことは? プロが脱出方法を指南。

着る服に自信が持てると気持ちも前向きに!

 年齢、ライフスタイル、体形の変化などで、「仕事に着ていく服がない」「似合う服が分からない」という状態に突然陥るのが、“おしゃれ迷子”だ。読者アンケートや取材を基に、日経WOMANでは27歳、35歳、42歳を、おしゃれ迷子の節目の年齢とした。

 「特に35歳以降の働き女子から、“迷子”の相談が多い」と、パーソナルスタイリストの衣笠環さん。「アラフォー世代は、年齢が1歳上がるごとに体重が1kg増えるといっても過言ではないほど、体形が変わる時期。戸惑う人が多いです」(衣笠さん)。

 “おしゃれ迷子”になったら、ファッション誌などで自分の“好き”を再確認する、クローゼットを整理する、「どう見られたいか」を書き出すなど、行動することが迷いをなくす鍵。「自分に似合うスタイル」が見つかり“おしゃれ迷子”を脱出できれば、「自分に自信が持てるようになり、表情も明るく輝きだします」(パーソナルスタイリスト橋本ワコさん)。

なみろく / PIXTA(ピクスタ)
なみろく / PIXTA(ピクスタ)

“おしゃれ迷子”に陥りやすい年齢別・解決法はコレ!

きちんと見える大人の服が分からない!【27歳】

【こんなお年頃】
□ ひとりでできる仕事が増えた
□ 職場で後輩がいる
□ リーダーになる人も
□ 結婚する友人も出てきた

⇒ どんな服でも似合う20代は「清潔感」を出すのが肝!
「今の服装ではきちんと見えない」と悩み始めるのが30代目前。基本は清潔感。服のシワを取る、下着が見えないようにする、スカート丈を膝下にするだけでも、きちんとした印象に。

今まで着ていた服が似合わない!?【35歳】

【こんなお年頃】
□ 先輩と後輩に挟まれた中間層
□ 任される仕事が増えた
□ リーダーや管理職になる人も
□ 出産して復職する人も

⇒ 自分に似合う服を徹底的に見直す!
30代半ばは背中やお腹に贅ぜい肉にくがつく、やせにくくなるなど、体形の変化を感じ始める頃。今まで着ていた服を見直す絶好のチャンス。今の自分に似合う服のテイストや色、コーデの研究を。

年相応の大人の女性って何を着るの?【42歳】

【こんなお年頃】
□ 管理職になり、部下がいる
□ 体形が明らかに変わった
□ 肌がくすみがち
□ 若見えか老け見えか、2極化する

⇒ 着こなし方のテクニックが必要に!
若づくりでも老け見えでもない、年相応のコーデを模索するアラフォー世代。アクセサリーで胸元を盛る、トップスをインする、袖をまくるなど、着こなし方のテクニックを身に付けて。

この人たちに聞きました
橋本ワコさん
パーソナルスタイリスト
2007年にパーソナルスタイリストとして独立後、waco stylingを設立。一般社団法人日本スポーツビューティ協会代表理事も務める。個人向けのスタイリングのほか、テレビや雑誌などのメディア出演、セミナー講師としても活躍。

衣笠 環さん
パーソナルスタイリスト
34歳で「女性のためのスタイリングサロンビューティリア大阪サロン」を開業。メイクレッスン、ファッションコンサルティングのほか婚活レッスンなども人気。監修した本は『クローゼットの法則でときめく美人になっちゃった!』(リベラル社)など。

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経WOMAN誌面でどうぞ。」

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