選りすぐりのご当地食材を使った缶詰は、常備すると夕食や小腹がすいたときに便利。日々の暮らしに取り入れて。
非常食にも重宝する地方のグルメ缶を楽しもう
ヒット商品に詳しい日経BPヒット総合研究所上席研究員の渡辺和博さんが今、注目しているのが、地方の食材を贅沢に使った「ご当地グルメ缶」。
「なかでも、食材や調理法へのこだわりが強い商品が人気。非常食としても重宝するグルメ缶は、仕事で疲れて帰宅した夜、手軽に満足度の高い夕食を作りたいときにもおすすめです」
そこで今回は、数千の缶詰を試し、缶詰を使ったレシピを開発している缶詰博士の黒川勇人さんに、働く女性にうれしいご当地缶詰と、おすすめの食べ方を教えてもらった。数百円で買える本格派の缶詰、日々の暮らしにぜひ取り入れて。
アレンジレシピ
黒豚と白菜の豆乳レモンクリームソースかけ
●材料（1人分）
「黒豚肉の白ワイン煮込み」…1缶
白菜…40ｇ／豆乳…50cc
生クリーム…15cc／レモン汁…5cc
●作り方
1. 白菜を食べやすい大きさに切って蒸す。
2. 豆乳、生クリームを弱火で温め、レモン汁を加えて混ぜ、ソースを作る。
3. 湯せんで温めた缶詰の中身と1の白菜を器に盛り、2のソースをかける
とろり軟らか上品な黒豚ワイン煮
「黒豚肉の白ワイン煮込み」（内容量75ｇ）500円
黒豚のハラミ、サガリ、赤肉を白ワインで煮込み、塩と香辛料で味つけ。リエットにも使える。
アレンジレシピ
カツオとキノコのトマトソースパスタ
●材料（1人分）
「トマトで煮込んだカツオとキノコ」…1缶
パスタ…100ｇ／オリーブオイル…大さじ2
にんにく…1かけ（みじん切り）
パルミジャーノチーズ（好みで）
●作り方
1. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、にんにくを加えて香りが出るまで炒める。
2. 火を止め、缶詰の中身をすべて加えて混ぜ、ソースを作る。ゆでたパスタにソースをかけ、好みでパルミジャーノチーズをかける。
ごろりとしたカツオが食べ応え十分！
「トマトで煮込んだカツオとキノコ」（内容量90ｇ）380円
高知県産のカツオと、高知県黒潮町特産のブナシメジがたっぷり入ったトマト煮込み。
アレンジレシピ
トルコ風さばサンド
●材料（1人分）
「焼き塩さば」…1缶／バゲット…10cm
玉ねぎ（薄切り）…4～5切れ
レタス…2枚／レモン汁…適量
●作り方
1. バゲットは上下2つに切る。
2. 1の片面に水気を切った焼き塩さば、レタス、玉ねぎを載せる。
3. 好みでレモン汁をかけ、残りのバゲットで挟む。
これが缶詰！？ ふっくらジューシーな塩サバ
「焼き塩さば」（内容量100ｇ）340円
千葉県銚子港で水揚げされた旬サバに純米料理酒を振りかけ、じか火で焼いてから塩と酒だけで味つけした、風味高い焼き塩サバ。お茶漬けやおにぎりの具にも。
缶詰博士
日本缶詰協会認定の「缶詰博士」としてTV・ラジオなど各メディアに出演。缶詰の魅力を伝えたいと精力的に活動中。『缶詰博士が選ぶ! 「レジェンド缶詰」究極の逸品36』（講談社+α新書）など著書多数。
日経BPヒット総合研究所
上席研究員
日本経済新聞社に入社後『日経パソコン』『日経ビジネス』などを経て現職。近年のヒット商品は働く女性が牽引している点に注目。全国の商工会議所などで地域振興や名産品開発の講演・コンサルタントを手がける。
写真／小野さやか、スタジオキャスパー
「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経WOMAN誌面でどうぞ。」
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