ダイエットが続かないのは努力が足りないからではありませんでした。“自分の脳のクセ”に合った方法を取り入れれば、冬太りしても無理なくやせられます!

 「ダイエットに失敗しないためにはまず、自分の現状と問題点を客観的に把握すること」とダイエットアドバイザーの本島彩帆里さんは言う。「コンビニに寄ったついでにお菓子を買うような無意識の行動を記録し、洗い出して」(本島さん)。こうした“太りグセ”に深く関わるのが“脳のクセ”だ。「普段からよく使う脳の領域により、考え方や行動パターンの傾向性が決まってくる」と都立駒込病院脳神経外科部長の篠浦伸禎さんは話す。

 “脳のクセ”は大きく4つのタイプがある。どのタイプも「ストレスを感じると、本能に関わる動物脳が反応して過食になる」と篠浦さん。ストレス源は異なっても、解消法が食事になりやすいというのは共通している。しかし、成功しやすいダイエットの方法は、“脳のクセ”のタイプによって異なる。まずは自分がどのタイプかチェックしてみよう。

 一方、部屋を片付けるとやせる人が多いと多くの専門家が指摘をする。右脳を主に使う「先送り」「三日坊主」のタイプは、ダイエット同様、片付けを先送りしたり、途中でやめてしまい物があふれていないだろうか。部屋をキレイにしたら「自分を客観的に見られるようになり、やせる人もいる」と空間心理カウンセラーの伊藤勇司さん。

あなたはどのタイプ? “脳のクセ”4つのタイプ

“脳のクセ”タイプ別にダイエットに成功しやすくなる対策をご紹介。それぞれのチェック項目で、一番多く当てはまったのがあなたの脳のクセタイプ。複数のタイプに当てはまる場合は、気になるメソッドから実践を。

この人たちにききました
篠浦伸禎(のぶさだ)さん
都立駒込病院
脳神経外科部長

国立国際医療センターなどを経て、2009年から現職。脳の覚醒下手術でトップクラスの実績を誇る。脳タイプについて詳しく書かれた『どんどん脳を使う』(エイチエス)ほか著書多数。

本島彩帆里(さおり)さん
ダイエットアドバイザー
産後ダイエットでマイナス20kgの減量に成功。インスタグラムのフォロワーは20万人を超える(2016年12月現在)。著書に『太るクセをやめてみた』(主婦の友インフォス)。

取材・文/羽田 光(編集部)、イラスト/小迎裕美子、デザイン/ビーワークス

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