ぷよぷよ二の腕やポッコリ下腹、ウエストの“浮き輪肉”などを解消すべく、今からでも間に合う、2週間で効率よくやせ、全身を引き締めるメソッドを徹底取材しました!

 薄着になり、肌の露出が増える夏。『日経ヘルス』のウェブアンケートでは、「ダイエットをしたい」人は全体の8割以上。一方で、つらくてダイエットに途中で挫折した、やせたと思ったらすぐにリバウンドしてしまった─という、失敗の経験がある人も少なくない。

調査概要:2016年6月2日から6月19日までの18日間、『日経ヘルス』『日経ウーマンオンライン』の読者を対象にウェブで調査
調査概要:2016年6月2日から6月19日までの18日間、『日経ヘルス』『日経ウーマンオンライン』の読者を対象にウェブで調査

 ダイエット専門の渋谷DSクリニックの林博之院長は「自分がどうやせたいのか、どの部位を減らしたいのかという目標を考えていない人は、大抵ダイエットに失敗する」と指摘する。

 「下半身を特に引き締めたいのに、カロリーを制限した食事をとり続けても、望んだ結果は出にくい。下半身を動かす運動を取り入れた方が、明らかに結果が出る。目標に合わせて手段を選ぶことが重要」(林院長)。

 また、リバウンドするのは、ダイエット中に身につけた方法を習慣にできていないから。

 習慣にするには「ラク」と思える方法を選ぶことも有効だ。体に負担のない走り方「スロージョギング」を提唱する福岡大学の田中宏暁教授は、「激しい運動はどうしても続けることが難しい。簡単にできるラクな運動は続けやすく、習慣化しやすいため、結果的にダイエット成功への近道となる」と話す。


結果の出るダイエットの新常識
キーワードは「タイミング」&「楽しむ」

運動不足解消のため仕事終わりにジム通い

運動をするなら朝の食事前がベスト

とにかく動けばいいと思って手当たり次第にハードな運動をする

有酸素運動には脂肪燃焼だけでなく食欲を抑える効果も

夜型生活で睡眠不足ぎみ。でもエクササイズは欠かしません

良質な睡眠をとることで成功しやすくなる

二の腕を細くしたくて糖質オフに取り組んでいます

部分やせにはエクササイズの方が効果が期待できる

体重を減らすために1日1食、カロリーオフ生活

必要な栄養をとらないと必ずリバウンドします

ストレスでヤケ食いしがち。忙しいので“ながら食べ”になることも

味わって食べると自然と食事の量が減る。間食も減ります

嫌いな運動だけどダイエットのためにガマンして続けています!

楽しく運動する方が続けやすい

「結果の出るダイエット」が見つかるチャート

ダイエットを始める前に、まず目標を決めておくことも成功の秘けつ。体重、サイズのどちらを落としたいのか、自分のライフスタイルに合う無理のないダイエット法はどれか。下のチャートで、あなたにピッタリの方法を見つけよう。

まずどうやせたいか決めよう
この人たちに聞きました
林 博之院長
渋谷DSクリニック
医学博士。1987年東京慈恵会医科大学卒。05年に開院。医学的根拠に基づく健康的でリバウンドのないダイエットを提唱。効果的かつ効率的な指導が好評。近著に『ダイエットの真髄』(日本工業新聞社)。

田中宏暁教授
福岡大学スポーツ科学部
運動生理学研究室・身体活動研究所所長

医学博士。専門は運動生理学。内科的疾患の運動療法、持久的スポーツの運動生理などを研究。運動不足気味の人でも楽々簡単に実践できるスロージョギングを提唱。著書に『スロージョギングの力』(アールビーズ)など。

取材・文/田喜知久美、熊 介子(編集部)、写真/鈴木 宏、スタイリスト/椎野糸子
ヘアメイク/木下 優、モデル/津山祐子、デザイン/ビーワークス

「これ以上の情報をお読みになりたい方は、日経ヘルス誌面でどうぞ。」

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