季節の変わり目で体調を崩したり、職場などの環境が変化してストレスを抱えていたりする人もいるのでは? そんな人にお薦めなのが、リフレクソロジーと東洋医学の専門家が伝授する手の反射区&ツボ押し。20以上の不調が解消できます!

 反射区やツボというと、足裏のイメージが強いかもしれないが、手にもたくさん存在する。足裏と違って、手の反射区やツボは電車の中やオフィスでも手軽にできるのが魅力だ。本誌に示すように、手の反射区やツボには、「特に上半身に表れる不調に効くものが多い」(鍼灸師の柳本真弓さん)。また、「効き目が早いのも特徴」とリフレクソロジストの市野さおりさんはいう。気になる部位の反射区、ツボをさっそく押してみよう。

※この通常号特別付録は5月号増刊 には付いていません
※この通常号特別付録は5月号増刊 には付いていません

指や手首、腕をほぐしておくと効果が高まる 手を押す前の「血流アップストレッチ」

重い荷物を持つ、スマホやパソコンを長時間使うなど、日ごろから酷使している手。反射区&ツボ押しを始める前に、指や手首、腕の凝りをほぐしておくと、刺激が伝わりやすくなる。血流が良くなって手の血色も良くなる。

(1) 手のひらをストレッチする
(1) 手のひらをストレッチする
まずパーの形に手のひらを大きく広げる。次に手のひらを開くように、もう一方の手で押し広げる。反対側も同様に
(2) 「8の字」に回して手首をほぐす
(2) 「8の字」に回して手首をほぐす
手を握り合わせた状態で「8の字」を5回描いて、手首を回す。逆回しも同様に行う
(3) 前腕をストレッチする
(3) 前腕をストレッチする
腕を伸ばし、反対の手で指を反らせて腕の内側を伸ばす。次に手の甲を手で押さえて腕の外側を伸ばす。反対側も同様に行う
(4) 指を1本ずつ反らす
(4) 指を1本ずつ反らす
片腕ずつ手のひらを上にし、反対の手で指を1本ずつゆっくりやさしく反らす。反対の手も同様に行う
(5) 指の関節をほぐす
(5) 指の関節をほぐす
指を1本ずつ、もう一方の手で根元までつかみ、骨をぐるぐる回すようにもみほぐす。反対の手も同様に行う
6) 握ってねじって引っ張る
6) 握ってねじって引っ張る
指を1本ずつ付け根まで深く握り、左右に2回ねじってから引っ張って離す。反対の手も
(7) 指の間をマッサージする
(7) 指の間をマッサージする
指と指の間をもう一方の手の親指と人さし指の腹ではさみ、付け根をつまみながら引っ張る。反対の手も同様に
(8) 指先をほぐす
(8) 指先をほぐす
親指と人さし指で爪をはさみ、爪の生え際を軽くもむ。指の腹と先は親指の先でマッサージ。指1本ずつ、反対の手も同様に
反射区監修
市野さおりさん
コンフィアンサ せき鍼灸院 (東京都新宿区)
看護師、英国ITEC 認定リフレクソロジスト、アロマセラピスト、SWIHA認定トウリーダー。8000人超の施術経験を持つ統合医療ナース兼セラピストとして活動。本誌の連載「足裏のおつげ」も人気。
⇒ 反射区とは?
皮膚表面にある特定のポイントで、「気(エネルギー)」と「血(血液)」の通り道である経絡を通じて体内のさまざまな器官とつながる。ツボの位置や数はWHOによって定められており、手には6本の経絡と50以上のツボが集まる。刺激すると巡りが良くなり、不調の改善を助ける。
ツボ監修
柳本真弓さん
目白鍼灸院 院長(東京都豊島区)
はり・きゅう・あん摩マッサージ指圧師。医療リンパドレナージにも精通し、幅広く活躍。著書に『「手」をもむ、触る、押すだけで、たちまち健康になる!』(マガジンハウス)など。
⇒ ツボとは?
皮膚表面にある特定のポイントで、「気(エネルギー)」と「血(血液)」の通り道である経絡を通じて体内のさまざまな器官とつながる。ツボの位置や数はWHOによって定められており、手には6本の経絡と50以上のツボが集まる。刺激すると巡りが良くなり、不調の改善を助ける。

取材・文/茅島奈緒深(反射区)、やまきひろみ(ツボ)、写真/鈴木希代江、スタイリング/中野あずさ(biswa.)、ヘア&メイク/薄葉英理(ロッセット)、モデル/原田ゆか、監修/市野さおり(反射区)、柳本真弓(ツボ)

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