「今年こそ、変わりたい」「夢をかなえたい」──。そう思っても、何をしたらいいのか分からない人も多いはず。5分で変わったことを実感できる習慣を専門家に聞きました。

夜のおすすめ習慣

ながら美容で翌朝の美をゲット

● 入浴時にはさっとバストをマッサージ
冷え性というと手足に注目しがちだが、バストも要注意。「胸部も冷えて血行が悪くなると、バストの老化を加速する原因になります」(城後さん)。若々しいバストを保つためにも、入浴時に体を洗うせっけんをつけた状態でバストマッサージをしてみて。右の手のひらを左脇の下に押し当て、8の字を書くように、左上から右下へと手を移動。反対も同じようにして、1日5セットほど行う。

● シャンプー前は1分間ブラッシング
「髪のツヤがなくなった」「抜け毛が増えた」──。そんな悩みを持つ人はシャンプー前、湯船につかっているときなどに1分間ブラッシングを。「土台となる頭皮の汚れを浮かせ、血行促進にもなり、イキイキとした髪をキープしやすくなりますよ」(城後さん)。

● 湯船から上がったら即、ボディケアを
特に冬場は、バスルームから出た直後から肌の水分が蒸発し始め、猛スピードで乾燥が進む。「ボディケアは、バスルームにいるうちが最適です。水滴が残っている状態であれば、ボディオイルの滑りがよくなり、素早く広い範囲をお手入れすることが可能です」(城後さん)。

● 湯上がり後は“マスクonマスク”で保湿
お風呂から上がったら、顔のお手入れを。城後さんのおすすめは、5分間の“マスクonマスク”。「マスクによるスチーム効果で、美容成分も浸透しやすくなります。しかもシートマスクがずれ落ちなくなるので、ほかの作業をしながらでもパックできます」(城後さん)。シートマスクを張った上からさらにマスクを装着するのが“マスクonマスク”。おでこ部分の乾燥が気になる場合は乳液を上から塗るのもOK!

勉強するクセをつける

● 5つの英単語を覚える
記憶が定着するのは睡眠の前で、夜は記憶型の勉強に向いている。勉強する習慣がない人は、「毎日5つ単語を覚えることを30日間続けてみて。1カ月に150単語覚えられると自信につながり、長続きできます」(臼井さん)。

● 参考書などを5分間、音読する
単語以外にも有効なのは、参考書などを口に出して読むことだと臼井さん。「毎日、同じ時間帯に勉強するというのが肝心。いろいろな資格を取る際にも役立つ情報が満載の民法を音読するのもいいでしょう」(臼井さん)。

良質な睡眠でパワーチャージ

● イライラが残っていたら靴磨き
イライラした気持ちが残っていては、なかなか眠りに就けない。そんなときには靴磨きをしているという臼井さん。篠原さんも「単純作業は脳が沈静化するので効果的です」と話す。翌朝はきれいな靴で出かけられて一石二鳥!


● ゴルフボールで足ツボを楽ちんマッサージ
足の裏にはさまざまなツボが集まっており、疲れを解消したり、安眠を促したりする効果も。「靴下の中にゴルフボールを入れ、コロコロと転がせばツボを刺激でき、血行が促進されて冷えの解消にもなりますよ」(城後さん)。

● 「明日もいい日になりますね」と自分に言葉掛け
臼井さんが実践しているのが、自分自身への夜の挨拶。「明日もいい日になりますように」ではなく、「なりますね」と言い切るのがポイント。「これを言うようになってから、変な夢も見なくなりました」(臼井さん)。


この人たちに聞きました
臼井由妃さん
ドクターユキオフィス代表取締役
健康プラザコーワ代表。経営者。講演者として活躍する傍ら、MBA、行政書士、宅建などの難関資格を取得。その勉強法や時間活用術が注目される。「心が通じるひと言添える作法」(あさ出版)など著書多数。Facebookでも情報発信中

城後紗織さん
美容ジャーナリスト
All About「化粧品・時短美容」ガイド。美容ライターとしてキャリアを積み、出産後の多忙な経験から時間をかけずにきれいになれる美容法を追求。著書に『時短メイクbeauty』(ベストセラーズ)がある

日経WOMAN2015年2月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります