「仕事を辞めてハワイに来ちゃいました」

 EFホノルル校に通っていた日本人女性に会うことができました。30歳になる山下理子さん(仮名)です。

一念発起してハワイに来た山下さん。ハワイの太陽のエネルギーをいっぱい浴びて、情熱的に夢を語る姿がとても印象的でした
一念発起してハワイに来た山下さん。ハワイの太陽のエネルギーをいっぱい浴びて、情熱的に夢を語る姿がとても印象的でした

 元看護師の山下さんは、なんと、思い切って仕事を辞めてハワイへ渡り、1カ月半、EFホノルル校に通っていました。

 山下さんは、「看護師の仕事はやりがいがあり、懸命に働いていました。でも気が付いたら7年働きづめ。30歳を目前に、『今こそターニングポイント』だと思い、アクションを起こしました」と留学の経緯を話します。もともと海外のさまざまな国の文化を調べるのが好きで、その延長線上で、かねてより英語力を磨きたいと考えていたこともあり、語学留学に踏み切ったそうです。

 思い立ったが吉日、すぐにいくつかの留学センターにアプローチしたそう。「最も返事が早かったのがEFだったので、そこで決めてしまいました。専任のカウンセリング・スタッフが相談に乗ってくれたり、飛行機から滞在、ビザの手配まで面倒を見てくれたりして、出発前の不安を最小限にしてくれました」(山下さん)

 では、留学先をハワイにした理由は? 「いくつか国や地域の候補はあったのですが、治安や雰囲気の面で、一度旅行で来たことのあるハワイの印象がとても良かったんです。いつか住んでみたいと思っていたので、最終的にハワイに決めました。働いている時からずっと渡米の夢は密かに温めていて、旅行のタイミングを見計らっていたり、ダメもとでグリーンカードの抽選に申し込んだりしていたんです」(山下さん)。

 気になる予算は? 「1カ月半の授業料とホームステイ費用など、EFに支払った金額は50万円ほどでした。平日朝夜2食、休日3食の食費と、空港からホームステイ先までの往復送迎代、テキスト代などの諸経費も含まれます。これに航空券やもろもろの準備費などが加わり、トータルで75万円くらいかと思います」(山下さん)。留学しようと思いついた1年間で計画的に貯蓄し、これまで貯めていた貯金と合わせて留学費用に充てたそうです。

EFホノルル校のクラスルーム。さまざまな年齢層の学生が集まり、活発な授業が展開されるのだとか
EFホノルル校のクラスルーム。さまざまな年齢層の学生が集まり、活発な授業が展開されるのだとか

 留学中は、ホームステイ滞在を選択していた山下さん。6カ国から来た8人が一つ屋根の下で暮らしていたそう。「うんと年下の子もいました。でも、みんなといろいろ話し合いました。ケンカもしたし、ぶつかり合って、いっぱい泣いた。こういう交流を通じた時間は学び以上のものがありました」と山下さん。授業やホームステイ先の学生との交流を通じてやりたいことの視野が広がったと言います。EFホノルル校はいったん修了しましたが、このまま英語の勉強を続けて、取れる資格を探す予定だそうです。

 「ハワイではたくさんのエネルギーを浴びて、思い切りリフレッシュしました。ゆくゆくは、日本の疲れた人にハワイのパワーを分け与えるような仕事に就きたいです。心理カウンセリングやリラクゼーション療法の資格を受けたいと思います」(山下さん)

 山下さんは、ハワイに来ると誰もが元気な笑顔になれると言います。「短期でもいいので、価値観を変えるために、一度来てみてください。スクールでの出会いは、きっとプラスになると思います」

文/鈴木陽子


◆変更履歴:本文を一部修正いたしました。(2018年2月6日)