編集Ｓが体験！ハワイ・ラナイ島の一流ホテル感動滞在

ラナイ島のホテル豆知識

　ラナイ島には、ホテルが2軒しかないと前述しました。一つは、フロポエ湾沿いに位置する高級リゾートホテル「フォーシーズンズ リゾート ラナイ」（旧フォーシーズンズ リゾート マネレ・ベイ）。もう一つは、ラナイ・シティにある、こじんまりとした「ラナイ・ホテル」です。

フォーシーズンズ リゾート ラナイ。2016年2月1日にリニューアル、ラグジュアリーなリゾート施設として生まれ変わりました

　そのほかに、実は第三のホテルがあります。フォーシーズンズ・グループのホテル「フォーシーズンズ リゾート ラナイ ザ ロッジ アット コエレ」なのですが、現在は大規模な改装につき、休業しています。「ん？ 聞いたことあるな」と思われた方は、鋭い！ 俳優の小栗旬さんとモデル・女優の山田優さんが結婚式を挙げたホテルです。

　また、地元の人によると、「我らがラナイ島にも最近、airbnbがいくらか出てきたんだよ」とのこと。編集Ｓがチェックしたときは、1軒見つかりました。一軒家の貸し切りでした。

　いずれにしても、宿泊施設が限られているラナイ島。この地で過ごすことができることに「特別感」を感じます。それだけでワクワクしてきませんか？

三日月型の美しいフロポエ・ビーチから臨むフォーシーズンズ リゾート ラナイ

リゾート施設によくある高層の建物ではなく、低層階のみで構成された、自然と調和した隠れ家風のたたずまい。客室は213室あります

ラナイ島のシンボル、プウ・ペヘ（スイートハート・ロック）が徒歩圏にあります。ビーチから岩場までを散策

「フォーシーズンズ リゾート ラナイ」を満喫しよう

　フォーシーズンズ リゾート ラナイに到着すると、厚いおもてなしが待っていました。おしぼりとウェルカムドリンクが手渡され、「さすが一流のお・も・て・な・し！」としょっぱなから感動する編集Ｓ。その後すぐさま、ゲストに一人ずつスタッフが付き、部屋まで案内してくれました。

解放感あふれる館内のロビー。南国調でありながらモダンな雰囲気でくつろげます

　リゾート内にはところどころに工芸品や美術品が飾られています。ちょっとした美術館のよう。ポリネシア、ミクロネシア、ハワイからの作品を厳選しているそうです。また土や砂を意識した色使いでハワイ独特のデザインを織り交ぜたコンテンポラリーなインテリアにもうっとりします。

マッコウクジラの歯で作られたネックレス、ワセカセカ。首長級の者のみが身に付けられる装飾品です

サメの歯で作られた刀。19世紀、ミクロネシアのギルバート諸島で使われていたものだそう

象牙製のピカケ・レイ。女性へ捧げられるレイなので、別名・花嫁のレイと呼ばれることも

インテリアや工芸品を眺めながら、館内をのんびり歩くのも楽しい

ビーチ側に出ると、優雅なリゾートホテルの趣。プールで泳いだり、プールサイドで休んだり、思い思いにゆったりとした時間を過ごせます

プールサイドで「Popsicles!」と叫びながらワゴンを押すスタッフを見かけたら、ラッキー！ アイスキャンディを配っています。この時はマンゴーフレーバーでした

　フロントロビーから客室までの道のりで、大きな鳥小屋がありました。鳥類救済プログラムの一環として救済した4羽のオウムを飼育しているそうです。生息地を追われた南国の鳥の中には長寿のものもあり、自然に戻れなくなった鳥たちをケアしているのだとか。飼育係のブルーノさんが、鳥たちと遊ばせてくれました。

おちゃめなオウムさん。普段はおしゃべりだそうですが、私には言葉を発してくれなかった……残念

　館内には、和とハワイの味覚がミックスされた革新的な日本料理を楽しめる「ノブ・ラナイ」、ステーキやシーフード料理を提供する「ワン・フォーティー」、オーガニックでヘルシーなメニューが豊富な「マリブ・ファーム」など、本格的な料理からカジュアルなメニューまでを供する複数のレストランが入っています。

　こだわりは、ハワイ産の食材をふんだんに使っていること。地元農家と漁師から協力を得て、65％の食材がハワイ産なのだそう。編集Ｓが特に気に入ったのは、マリブ・ファームのパンケーキとアサイーボウルでした！