夏休みは着心地の軽いTシャツを着て、リラックスして過ごしたいもの。カジュアルな着心地だからこそ、ルーズに見えたり、手抜きをしている印象を与えたりするのは避けたいですよね。ファッション・ジャーナリストの宮田理江さんが、大人のTシャツコーディネートを紹介します。

 バカンスの季節は着る物で気持ちもほどきたい。サマールックで最も軽い着心地のTシャツも、アレンジ次第で大人っぽくまとえる。ルーズに見せない格上コーディネート術を知れば、楽ちんおしゃれにデビューできる。白T、ボーダーT、文字Tの3タイプ別に、賢い着こなしパターンを押さえていこう。

白Tは上質感を乗せる

 清潔感を印象づけやすい点で、真っ白なTシャツは夏ルックの王道的なアイテムだ。ただ、そのまま着ると、素っ気なく見え過ぎるから、アレンジが肝心。細いゴールドネックレスを重ねれば、程よくリッチ感が加わる。上質さやレディー感を乗せる「プラスワン」のスタイリングを工夫したい。肘の上に巻いたブレスレットも艶めきを添えた。パンツ裾にはステッチが施されていて、適度な飾り気を帯びている。白Tを着るときは手抜き感を遠ざけるアレンジが欠かせない。