ドレッシーアイテムを通勤に取り入れるといい理由

スポーツ風味でアスレチックモードに

　キャミソールドレスのようなパーティー仕様のウエアはなかなか出番がないが、手持ちのTシャツを重ねて、スポーツ風味を乗せれば、普段使いにも着回しが利く。若々しいブルゾンを羽織れば、アクティブな風情が加わる。透けるメッシュ素材のトップスも長めのパールネックレスと合わせると、大人っぽく映る。アスレティックな要素とリッチなたたずまいを重ね合わせることによって、こなれたモード感が引き出せる。

素材感とディテールで品格ブラックに

　ドレスアップの装いは黒系アイテムが多くなりやすい。ダークトーンに上品さやフェミニンを漂わせるには、オーガンジーやチュールのような薄手生地、レディーライクな帽子やリボン、ラッフルやドレープといったディテールなどが役立つ。ネックレスの2連付け、リュクスな小ぶりバッグも品格を添える。ビッグサイズの指輪もアイキャッチー。別のムードで着るなら、ジャケットを重ねて、袖をまくり上げたり、ミニ丈ボトムスで合わせたり。優美なハイヒールからスイッチするだけでもドレッシーな雰囲気を抜け出せる。

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　「ランバン オン ブルー（LANVIN en Bleu）」は本国パリ・ランバンのエッセンスを盛り込み、変わらないエレガンスを表現するブランド。キーワードは「シックで生意気（CHIC et GAVROCHE）」。相反する二つの要素がミックスされた、新しい価値観を提案するブランドだ。

　かしこまった場面でも決め過ぎると、かえってぎこちなく映りがち。今の最重要おしゃれテイストは「こなれ感」だから、気負い過ぎず、少し抜いた感じのドレスアップを意識したい、そういったアレンジは華やいだシーン以外でも応用が利く。デイリーウエアを足し込んだり、スポーティー要素を交わらせたりすれば、ドレッシーアイテムはもっと別の表情を見せ始める。

文／宮田理江　画像協力／ランバン オン ブルー