カラフルニット+ストレートデニム

 休日らしい楽観を呼び込む着こなしには、カラフルなニットトップスを投入するといい。少しダサめのボケ感を楽しむ「タッキー(Tacky)」の流行も来ているから、トレンドを言い訳に、ちょっとおふざけ気味のモチーフまで試せる。ヨット柄のカットソーに色数が多い分、ジーンズは定番系の癖なしタイプがお似合い。

 コンパクトに巻いたバンダナがチョーカー代わり。片方の肩をオフする小技も利いている。スタジアムジャンパーを手に持つ演出は差し色効果を発揮。袖先にもカラーボーダーを配して、お休みの日らしいのどかさが生まれている。

宮田さんのワンランクUPアドバイス

 無地のTシャツや白系のシャツでは、ジーンズルックが当たり前の見栄えに収まりすぎる。自分から進んでオフ気分を弾ませていく意味からも、トップスにたくさんの色、陽気なモチーフを迎え入れて、着姿を勢いづかせたい。

 逆に、ジーンズはデイリー使いの着心地重視タイプで構わない。上下両方で主張を強くすると、やりすぎ感が出がちだ。ユーモラスな柄のほか、キャラクター物や面白メッセージなどをあしらったカットソーも今春夏の注目トップス。茶目っ気の感じられるおしゃれを楽しむ「プレイフル」のブームを追い風に、ホリデーだからこそ許される着こなしを楽しんでほしい。

文・写真/宮田理江