「大胆プリント」で足元を主役に
この春夏は主張が強めのグラマラスなムードが濃くなっている。面積の広いアウターやボトムスで派手めの柄を取り入れるのは、慣れていないと難しいが、ソックスなら試しやすい。大胆なモチーフは足元に視線を引き込んでくれるから、全体のバランスが縦長に映る。陽気なムードの柄を生かせば、ポジティブな気分を印象付けられる。ショートパンツとソックスをゼブラ柄でセットにすれば、一段とダイナミックな着映えに仕上がる。
ベーシックなウエアの日も、ソックスでムードに弾みをつける小技が使える。乳牛を思わせるようなまだら模様の「黒×白」ソックスは主役級の目立ち具合。太いヒールのサンダルでグラマラス感を増幅。ダイナミックなアート柄のソックスを選べば、いつものスタイルに遊び心がプラスされる。
スポーティーな装いの人気はこの春夏も続きそう。ガーリー感や若々しさがトレンドのキートーンになっていくから、やりすぎを避けながら、チアフルな風情を取り込みたい。幼く見せないで、程よくフレッシュで行動的な気分を迎え入れるには、ソックスがおすすめ。太いボーダー柄のソックスは着姿に朗らかなリズム感をもたらす。みんなと似たように見えがちなカジュアルルックの好アクセントになってくれる。
足元からハッピーに 日常を少しだけカラフルに
「ハッピーソックス」はおしゃれのアクセントとしてのソックス使いを提案している。スウェーデンのストックホルムで2008年に設立されたブランド。旬なカラーと柄が用意されているから、ブランド名の通り、足元からハッピー気分を楽しめる。すべてのソックスがユニセックス仕様だ。日本には2016年12月、東京・原宿に旗艦店がオープン。新宿ルミネエストに2店目の直営店もできた。17年春夏コレクションは穏やかな夏の夜をイメージしている。
着慣れた手持ちワードローブでも、アイキャッチーなソックスを添えれば、雰囲気がさま変わり。逆に、ソックスを先に決めて、コーデを組み立てるというスタイリングも楽しめる。ファニーな表情のソックスを取り入れて、足元から春夏の楽観ムードを呼び込んでいこう。
文/宮田理江 画像協力/Happy Socks