コートルックがかさばって見えたのは、もう昔の話。イマドキの冬ルックは「ほっこりでスッキリ」が当たり前。ぬくもりは逃がさないけれど、無様(ぶざま)にふくらんで見えないコーディネートには、コツがある。手持ちアイテムと小物で試せるボリュームオフの裏技、隠し球を、冬本番の今、一挙公開。ちょっとした知恵を使うだけで、コート姿はこんなにレベルアップする。

◆アウター3枚重ね

 ジャケットの上からコートを重ねるのは見慣れた姿だが、コートの下に印象の異なる羽織り物をもう1枚挟むと、雰囲気が様変わりする。たとえば薄手のダウンジャケットを差し込んでもいい。防寒効果は文句なしだ。チェック柄のジャケット、細身のチェスターコートでサンドイッチすれば、深みと人なつこさを兼ね備えた着姿に。一番外側でチェスターが量感を抑えているので、シルエットが膨張していない。それぞれは薄手でも、トリプルレイヤードで暖かさをキープ。裾フリンジが躍るスカートも動きを添えている。