もう行った？ 素敵なアイテムが必ず見つかるミュージアムショップ5選

横浜美術館のミュージアムショップ

横浜美術館・外観（撮影：笠木靖之）

　横浜ランドマークタワーの隣に位置する横浜美術館は、サルヴァドール・ダリやルネ・マグリット、パブロ・ピカソといった19世紀後半以降の近現代美術を幅広く所蔵しています。とりわけ目を引くのが写真コレクション。横浜は「写真発祥の地の一つ」とされていることもあり、ウォーカー・エヴァンスや中平卓馬など国内外の写真家達による重要な作品を数多く所蔵しています。

　そんな横浜美術館に併設されたミュージアムショップ。ここは直営ショップのため、同じ職員である学芸員や広報と連携を取りながら、ユニークな商品を数多く開発してきました。例えば壁面にずらーっと並ぶ膨大なポストカードは、フランスの版画家ポール・ジャクレーをはじめとした、所蔵コレクションを中心に、美術の教科書などで一度は目にしたことのある名画の数々が。しかも、時代や作家名でラベリングしてあるため、美術史のおさらいをしながら、買い物を楽しむことができるのです。

　また、ピカソと奈良美智を表紙にあしらった「横浜美術館コレクション選」は、一万点ほどある所蔵コレクションから厳選した作品を集め、色使いや紙質などこだわりながら作った当店自慢の一冊。所蔵コレクションを心から愛し、大切にしているスタッフの思いが、ぎゅっと詰まった充実内容の一品です。

　なお、2015年 11月3日から始まった「横浜発 おもしろい画家：中島清之－日本画の迷宮」（2016年1月11日まで）では、大正・昭和の激動の時代に横浜で活躍した中島清之の作品を一挙に公開。卓越した筆技を有しながら、清新な花鳥画から大胆にデフォルメされた人物画、幾何学的な抽象表現まで、様々な作風で日本画の可能性を追求した彼の魅力に迫ります。中でも、昭和の歌手ちあきなおみを描いた「喝采」は見どころの一つ。また、2016年1月30日から始まる「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」も見逃せません！