和おもちゃ、手ぬぐい、蕎麦猪口…江戸エスプリ満載の江戸東京博物館ショップ

江戸東京博物館について

　東京都江戸東京博物館は、1993年3月28日に開館しました。高床式の倉をイメージしたユニークな建物で、徳川家康が江戸に入府してから約400年間を中心に、江戸東京の歴史と文化を実物資料や復元模型などを用いて紹介しています。

写真提供／江戸東京博物館

　1階の特別展示室では、年5～6回の特別展が開催されます。そのほか、講座や体験教室など様々な活動を展開しています。

　江戸特有の美意識である「粋」と、多くの観覧者で「賑わい」を見せる文化施設、「粋と賑わい」を今日的な意義で捉えなおし、館運営の基本方針としています。

写真提供／江戸東京博物館

写真提供／江戸東京博物館

　江戸東京博物館のマークは、何をモチーフにしていると思いますか？

提供／江戸東京博物館

　実はこれ、「目」なのです。江戸時代の謎の浮世絵師と言われる東洲斎写楽が描いた、有名な役者絵「市川蝦蔵の竹村定之進」の左目をもとに、グラフィックデザイナーの佐藤晃一氏がデザインしたものです。見栄を切った瞬間の、力強い目の表情が、博物館を訪れる人びとの驚きや好奇心を表現しているのだそうです。

文・写真／黒田隆憲