東京おもちゃ美術館について
東京おもちゃ美術館は、特定非営利活動法人日本グッド・トイ委員会が運営する美術館で、昭和10年に建てられた歴史的建築遺産の旧四谷第四小学校校舎(現在は「四谷ひろば」)の11教室を使っています。
もともとは1984年、東京都中野区新井に「おもちゃ美術館」として開館していました。2007年9月に一度閉館したのち、翌年に移転・再開したのが現在の「東京おもちゃ美術館」です。
館内は、牛乳パックなどを使った簡単なおもちゃが作れる「おもちゃこうぼう」をはじめ、九州山地の檜材を敷き詰めた癒しの空間「おもちゃのもり」、テーブルサッカーや中国のパズルゲームといった、世界中のアナログゲームが楽しめる「ゲームのへや」など、実際におもちゃに触れながら楽しめる「体験型」のフロアが中心となっています。
また、100カ国15万点に及ぶ所蔵品から、テーマごとにおもちゃを展示する「きかくてんじしつ」や、日本初の「グッド・トイ」選定玩具の常設展時点「グッド・トイてんじしつ」など、資料性の高いコーナーもあり、子どもから大人までじっくり楽しめる施設です。
現在「きかくてんじしつ」では、『マトリョーシカとロシアの玩具 - Matryoshka & Russian toys -』を開催(4月10日まで)。ロシアの玩具の魅力が再発見できるコレクションを、一挙公開しています。
文・写真/黒田隆憲