「魅惑のミュージアムショップ」連載・第25回は、京都国際マンガミュージアムのミュージアムショップを訪問。小学校の校舎をリメイクした美術館の中にあるショップは、懐かしくも楽しい気分になります。

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懐かしい小学校の校舎に作られたマンガミュージアム

 「マンガは、日本が世界に誇るカルチャーの一つ」――いまやマンガは人々にそのように受け止められているかと思います。マンガの素晴らしさやユニークさを世界に向けて発信している文化施設が京都にあります。

 「京都国際マンガミュージアム(愛称:えむえむ)」は、小学校の校舎を改装して作られた美術館。日本のマンガを中心におよそ30万点の「マンガ資料」を収集・保管しています。

 併設されたミュージアムショップを訪問しました。

 ミュージアムのエントランスを抜けるとすぐ先にショップがあります。様々な人気マンガ、アニメのキャラクターをあしらったグッズの数々が目に飛び込んできます。

 手ぬぐいやTシャツ、文具に缶バッジにキーホルダー。マンガやアニメが好きな方なら、まるで宝の山のような光景にワクワクすること間違いありません。

 手ぬぐいやTシャツといった布の商品は、絵柄が分かるように広げてディスプレイされています。絵柄の面白さや魅力が伝わってきます。

 元は校舎だった建物のため、商品の一つひとつを手に取りながらお店の中を歩いていると、床がギシギシときしみます。それもまた一興。小学校時代を思い出して懐かしく感じます。

ショップスタッフの岡本亜未さん。
ショップスタッフの岡本亜未さん。

 観光都市・京都ということもあり、ショップを訪れるのは外国人や遠方からの観光客が多いそう。週末には子供連れで賑わい、最近は女性客も増えているのだとか。

 最近ショップをリニューアル。リニューアル前は「鳥獣戯画」(マンガの元祖!)のクリアファイルなど「和モノ」を主に扱っていました。それに対し、リニューアル後は、現代の人気マンガやアニメの関連商品なども広く取り扱うようになりました。

 「『ベルサイユのばら』は根強い人気です」と語るのはショップスタッフの岡本亜未さん。2011年に開催された「池田理代子 ベルサイユのばら原画展」の際に制作したオリジナルグッズは、今なおよく売れているのだとか。「ジブリ関連の商品は鉄板です」(岡本さん)。

 また、えむえむのオリジナルマスコット「マミュー」の関連グッズを取りそろえたり、八ッ橋でおなじみの「井筒八ッ橋本舗」や木版画工房の「竹笹堂」といった地元企業とのコラボなど、地域活性化のための商品開発にも積極的に取り組んでいます。

 ここでしかお目にかかれない「お宝グッズ」から、ちょっとしたお土産・贈り物用の雑貨までがそろうミュージアムショップです。懐かしくも楽しいひとときを過ごしてみませんか?

※ミュージアムショップの利用に、美術館のチケットは不要です。
※2016年2月25日よりショップがリニューアルし、位置が変更となる予定です。