ツアーで見つけた府中市のLOCO力ポイント
その(3)――進化し続ける伝統&文化に注目!

 古くから山陰と山陽を結ぶ交通の要衝であった府中。物資の集散地だったことから発展した産業や文化が、途切れることなく今に受け継がれている。それは、伝統を継承しながらも、進化し続けてきたからこそ。例えば、質の高さで知られる「府中みそ」や「府中家具」は、現代に合う新しいテイストの開発が進む。江戸時代幕府の天領として栄え、白壁やなまこ壁が残る上下町も、趣ある建物を移住や交流の場に活用するなど新たなチャレンジが行われている。

府中みそづくり体験
プレLOCOガールは「みそや本家中村屋」にて、約400年以上の歴史を持つ府中みそづくりに挑戦。府中みそは、岡山県北部の良質な大豆と芦田川流域の最上級の米、地元の清澄な水で醸し出される白みそで、まろやかな味が愛されている。また、現代の食事に合わせたおかずみそやフリーズドライのみそ汁などを開発し、みその可能性を追求している
上下地区の町並み
江戸時代には幕府の天領となり、政治・経済・文化の中心地として繁栄した上下町。現在も白壁やなまこ壁、格子窓といった当時の景観が残る。この町並みや文化を次世代に継承するため、歴史的建物や空き店舗などを活用した地域活性化への取り組みも実施されている

木工体験
古くから家具産業が栄え、戦後にいち早く「婚礼家具セット」を開発した府中は、全国に知られる家具の産地として発展。市内には150ほどの家具関連企業が集まっている。近年では、リビングやダイニング家具などを手がけ「総合インテリア」の産地を目指す。プレLOCOガールは「若葉家具」ショールームで天然木を使ってプランターを作り、府中家具の一端を体感した

先輩府中ガールとの女子会で見えた、「府中市移住」のリアル

 府中市にUターン&Iターンしたり、地元に根を張り活躍する先輩府中ガールたち。フリーの編集者と旅館女将を掛け持ちする藤井敬子さん、たんぽぽ園保育所所長の吉原純さん、(株)タテイシ広美社取締役の立石理恵さん、(株)オガワエコノス勤務の堀千奈美さん、府中市の空き家再生に取り組むNPO法人アルバトロスの守屋綾子さん、地域おこし協力隊の有光梨沙さん、そしてプレLOCOガールが女子会で交流!

 先輩&プレLOCOガールが女子会を開催。移住の際に気になることを先輩たちに聞いた。例えば、府中の仕事事情については「自分が働いている会社の社長ほか、市内の企業には女性が働きやすい環境づくりをする“イクボス”が増えている!」「フリーで仕事をしていて都会にいたときより仕事量は減ったが、心豊かに暮らせる」「保育所や子育て支援の施設が充実。仕事と家庭を両立しやすい」との回答が。リアルなトークが今後の参考になったようだ。

広島県府中市 総務部 企画財政課
TEL:0847-43-7118
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