ツアーで見つけた日田市のLOCO力ポイント
その(1)――移住者&働く女性の起業や就労をバックアップ!

 元日経WOMAN編集長で現在日経BPヒット総合研究所長を務める麓幸子が見た、日田市の魅力は上記の3つ。高速道路の利用で福岡は1時間、熊本や北九州は1時間半圏内と交通の利便性が高い。地域で活躍できる人材を育成する「ひた女性人材育成倶楽部“キアラ”」の講座や働く女性の支援策も充実。

ツアーで見つけた日田市のLOCO力ポイント
その(2)――移住で気になる「仕事」を行政や地域がサポート

 日田市では起業する女性に無利子・保証人不要で500万円まで融資する制度や、求職者と企業を結びつけるビジネス合コン(マッチング)などの施策を用意。商店街の空き店舗を利用して開業する際の家賃助成なども行っている。また、好奇心旺盛な地域住民の気質により、“つながり力”も高い。例えば、先輩LOCOガールの井手さんは大手企業を経て退職後、はたおりの技術を学び、日田に移住。人の縁に恵まれ、自宅で染色やはたおりの仕事をしており、プレLOCOガールたちにも体験講座を開いてくれた。

ツアーで見つけた日田市のLOCO力ポイント
その(3)――日田のまちなかで「文化度」の高さを体感!

 福岡県と熊本県に隣接する日田。古くから北部九州の各地を結ぶ交通の要衝として栄え、江戸時代には天領として西国筋郡代が置かれるなど政治、経済、文化において九州の中心をなし、数多くの豪商や文人墨客が往来した。こうした歴史的背景から独自の文化が形成され、市内には天領文化が薫る豆田町や、江戸時代から窯の火を守ってきた小鹿田焼の里など個性的な町並みが残る。町を歩けば、栄華を極めた往時の名残とともに日田の奥深さが実感できる。