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女性とお笑いの関係はどう変わった? 歴史をひもとく

2018年7月7日

「わろてんか」の戦前の時代から、現在のポジションを築くまで

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 今回は、「女性」と「お笑い」の関係について、戦前から現在までを振り返りってみましょう。実は、女性芸人が現在のような存在感のあるポジションを獲得したのは、つい最近のこと。お笑い評論家のラリー遠田さんが解説します。

戦前に活躍していた芸人・ミスワカナさんから、ブルゾンちえみさんや渡辺直美さんまで、時代ごとに解説していきます 画像はイメージ (C)PIXTA

 一昔前までのお笑い界では「女性は笑いに向いていない」という定説がありました。人を笑わせることを得意としているのは男性のほうであり、女性は不利な立場にあると思われていたのです。

 しかし、今のお笑い界ではそういうことを言う人もずいぶん減ってきました。女性芸人の割合も増えていて、男性芸人に負けないくらいの人気を誇っている人もいます。そんな「女性」と「お笑い」の関係について、時代を遡って考えてみることにしましょう。

女性のお笑いの原点とは

 日本でお笑いというものが始まった頃から女性芸人は存在していました。戦前で最も有名な女性芸人の一人がミスワカナさんです。彼女は夫の玉松一郎さんとコンビを組んで夫婦漫才を披露していました。戦時中に中国大陸への慰問に行った芸人集団「わらわし隊」の一員でもありました。

 ちなみに、吉本興業をベースにした架空のお笑い事務所を舞台にしたNHKの朝ドラ「わろてんか」で広瀬アリスさんが演じていた女性芸人リリコのモデルとなっていたのがミスワカナさんです。

 その後、夫婦漫才のミヤコ蝶々・南都雄二、鳳啓助・京唄子、女性コンビの海原お浜・小浜、内海桂子・好江なども出てきましたが、戦後しばらくの間は女性芸人は圧倒的なマイノリティーでした。

80年代の漫才ブーム、90年代のバラエティータレントの活躍

 1980年に起こった漫才ブームをきっかけに、関西の女性漫才師が全国区で認知されるようになりました。今いくよ・くるよは互いの体形や容姿をネタにして、春やすこ・けいこはアイドルや芸能人を厳しくこき下ろしていました。自分たちの見た目を利用する「自虐ネタ」と、他人にキツい言葉を浴びせる「毒舌ネタ」。今も女性芸人がよく使っている二つの手法が、この時点で既に確立していたのです。

 90年代に入ると、山田邦子さん、野沢直子さん、久本雅美さんなど、新しい世代の女性芸人が出てきて、バラエティー番組で活躍するようになりました。特に山田さんの一時の勢いは圧倒的なもので、1989年から1996年までNHKの「好きなタレント調査」で8年連続の1位を獲得していました。長い間、男性芸人の引き立て役にすぎなかった女性芸人が、この時期に初めてテレビの中心に立ったのです。

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Profile
ラリー遠田
ラリー遠田
作家・ライター/お笑い評論家。執筆、講演など多方面で活動。お笑いオウンドメディア「オモプラッタ」の編集長を務める。「イロモンガール」(白泉社)の漫画原作、「なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?」(コア新書)など著書多数。
ウェブサイト:ラリー遠田公式サイト
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