学生時代はどんな人だった?
ブルゾンさんは、学生時代はスマートな体型だったのですが、二十歳を過ぎたあたりから少しずつ太ってしまいました。そこでメイクの腕を磨き、ありのままの自分を輝かせる方法を身に付けていったのです。
また、下積み時代には決して裕福ではありませんでしたが、自分のために毎週花を買い、家に飾っていました。
お金がなくても生活の質は落とさない、というのが彼女のモットーなのです。
そんなブルゾンさんは、普段からネタの中で演じているポジティブなキャラクターを体現するような生き方をしています。
だからこそ、言葉に魂が宿り、それが多くの人の深層心理に働きかけて、爆発的なブームを引き起こしたのでしょう。
ブルゾンさんは飛び抜けた美人というわけでもなければ、スタイルがいいわけでもない、どこにでもいるごく普通の女性です。
でも、「自信」さえ持っていれば、普通の女の人がそのままで生き生きと輝くことができる。そんなメッセージを彼女は世の女性たちに発信しているのです。
今の時代、私たちの周りにはあまりにも多くの情報が氾濫しています。それに振り回されているうちに、自分が本当にやりたいことや好きなことを見失ってしまう人も多いのではないでしょうか。
ブルゾンちえみさんが今ブレークしているのは単なる偶然ではありません。
彼女は、ありのままの自分を肯定して、自信を持って生きていくことの大切さを教えてくれているのです。
文/ラリー遠田 写真/PIXTA
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