今の季節、日常的に使用するという人も多いマスク。従来の「ウイルスや花粉から防御する機能」に加え、「肌ざわり」や「見た目の美しさ」など使い心地を高めた製品が増えてきた。

 カゼ・インフルエンザの予防や乾燥対策、なかには花粉を避けるためにマスクを使い始めるという人も出てくる季節。最近では「顔を隠したい」「口臭が気になる」などと、まわりの人の注意を引かないよう、日常的に“だてマスク”を着ける人も増えているという。

 そんなマスク愛用者の増加に伴い、ウイルスや花粉などを通さないというマスク本来の機能に加え、「肌ざわり」や「見た目の美しさ」などの“使い心地”を強化したマスクが主流になりつつある。

 例えば、肌に触れる部分に最上級の使い心地のシートを使用した、1枚100円以上する高級マスク。美容液などにも使われる保湿剤を練りこみ、着けているだけで肌や唇、のどに潤いを与えるマスクもある。

 マスク着用時の“美しさ”に着目したのはアイリスオーヤマだ。美容整形などで用いられる「美しく見えるフェイスライン」を参考に、マスク着用時の頬のラインや鼻からあごにかけてのラインがシャープに見える形を追求したという。