常用する習慣をなるべく作らないためには

 上手なスマホとの付き合い方とは、ずばり必要ない時のスマホの使用を避けることです。これまでの話からも分かるように、常用する習慣をなるべく作らないのがベスト。そして、スマホを使う時は、しっかり意図をもって使うこと。自制心を持ってスマホを使うだけで、貴重な頭の容量をより大事なタスクに当てることができます。また、なんとなくスマホをいじって過ごしていた時間が、目的のある充実した時間に変わります。そして、充実感があるとストレスも軽減されます。そして、自然とスマホを使わなくて済むようになります。

 以下の引用はSNSについての言葉ですが、スマホに置き換えても十分同じことが言えます。

[引用]SNSとの関係性を変えるには、どのように、どうして使うかを認識しておく必要があります。例え自分の実際的な要求に見合う他の選択があったとしても、この認識がない限り私たちは、なすがままにスクリーンやフィードが与えてくれるその場での満足感に引っ張られてしまうのです。
 自覚を芽生えさせるためには、いつ、どうやってテクノロジーを使うかという範囲を設定することからはじめましょう。そして、それ以外の理由で使いたくなったら、その裏にある意図を確認すること。
(Jocelyn K. Glei編『Manage Your Day-to-Day: Build Your Routine, Find Your Focus, and Sharpen Your Creative Mind』、Amazon Publishing)

 スマホを使う理由が単に、「ストレス発散したい」、「疲れている」ということであれば、もっと適切な方法を見つけ出し、実行すればいいのです。