批判の中には本質的に攻撃的なものが絶対数存在することが研究でも分かっています。一部の人は目の前にあるものの良し悪しとはまったく関係なく、それをネガティブな色眼鏡で見るのです。こうした人は物事の欠点だけを指摘したがる傾向にあります。匿名性が保証され、抑制がかかりにくいネットでよく「炎上」が起こるのは、こうした人の傾向が助長されてしまうからでしょう。

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[引用]Journal of Personality and Social Psychologyで発表されたある研究(*)では、全く馴染みのないトピックに対する被験者の態度が検証された。[…]その結果、「liker」(ライカー)と「hater」(ヘイター)という2つの特異なグルーブが存在することが分かった。外的な情報が一切なくても「ライカー」はほとんどのものをポジティブに捉え、「ヘイター」はと言えば・・・もうお分かりだろう。この研究から分かったことは、「つまり、ある人の『建築』に対する考え方から、その人の『健康』に対する考え方も分かる場合があるということだ。なぜなら刺激に対する好意的、または否定的な姿勢によってバイアスがかかっているからである。」
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 批判を受ける時、何事も疑ってかかる人と、何事も肯定する人が絶対数存在することを覚えておくと良いかもしれません。そして、そうした人からのフィードバックはあまり真に受けない方が良いでしょう。

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[引用]特定の被験者が持つ「気質による態度」が、まったく知らない内容の事柄に対する彼らの意見を大きく左右していた。つまり、彼らは何の理由もなく、何かを嫌ったり(もしくは好んだり)していたのだ。これは批判というものをはっきり物語っているという意味で覚えておくべき非常に重要な事実である。多くの場合、あなたが何を創造しようと、ごく一部の人はなんの理由もなくそれに対して否定的な意見を持つものなのだ。
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