来週木曜日から、新コラム「相磯展子の目からウロコの仕事ハックnew」がスタート。この連載では翻訳・通訳者の相磯展子が英語圏サイトをもとに仕事で直面する悩みや課題に立ち向かうためのアイデアやヒントを発信していきます。本日はどんなコラムがスタートするのか、その概要をご紹介します!

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 英語では「生きるために仕事をしろ、仕事のために生きるな」(Work to live, don’t live to work)ということわざがあります。私たちの多くは、人生の大半を仕事に費やしているにも関わらず、それを「我慢の時間」として過ごしているのです。終身雇用、年功序列といった雇用制度が揺らぐ中で、私たちは「仕事に何を求めるのか」「仕事を充実させるにはどうしたらいいのか」ということを考えざるを得なくなっています。そこで、この連載では「どうやったら仕事をプラスなものに変えられるか」ということを考えていきたいと思います。

 私は、最近改めてインターネットが情報の宝庫だと実感するようになりました。近年、仕事やライフスタイルに関する優れた英米系のブログやウェブサイトを目にします。その多くは個人の関心・情熱から湧き出てきた現在進行形で活かされている情報ばかり。情報がそれぞれのサイト運営者の感性によってキュレーションされ、切り口もとても新鮮です。

 それは友人が自分の気づきや発見について語ってくれている時に受ける刺激やワクワク感に近い感覚を喚起します。そしてそういった活きた情報こそが私たちにもっとも訴えかけてくるのです。

 「こんな面白い、エキサイティングな情報があるのに共有できないなんて……」という私のジレンマからこの連載は始まっています。問題は言葉の壁にありました。インターネットを通してどんな情報にもアクセスできるものの、言葉の壁はまだ解消されてはいません。英語が得意でない友人に「このサイト面白いからチェックしてみて!」と言うわけにもいきません。Google翻訳もありますが、文化の壁までは越えられません。「こんなサイトがあってね、こういうことが書いてあったよ」と言っても、「それで?」といういまひとつの反応が返ってくることもしばしば……。情報の面白さを伝えるにはその背景から説明しなければいけないということを強く感じています。

 単に「ふむふむ。面白いね」で終わるのではなく、読者のみなさんにとって、視点や行動を変えてくれるような活きた情報としてこの連載が機能すればと思っています。それはどんな小さな行動や視点の変化でもいいのです。情報が本当に価値を持つのはそれが人を突き動かした時です。今までの考え方や行動が少しでも変わると、それがあらゆる生活の側面に波及していきます。私が英米サイトの海の中からすくいあげた情報に出会った時の好奇心、ワクワク感をそのまま読者のみなさまにお伝えできればと願っています。

連載第1回は3月10日(木)です! 乞うご期待下さい。

文/相磯 展子

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