6時間以下の睡眠でバーンアウトまっしぐら

 睡眠不足がパフォーマンスの低下や燃え尽き症候群につながることは、科学の領域でも以前から指摘されてきたことです。

 なんと6時間以下の睡眠で人はバーンアウトしてしまいます。

[引用]昨年[2012年]発表された400人近い従業員を対象とした研究では、少なすぎる睡眠ーこの研究においては6時間以下の睡眠ーが、仕事での燃え尽きの最大の兆候であることが分かった。*1

[引用]スタンフォード大学の研究者シェリー=D=マーは、バスケットボール選手に10時間の睡眠を取らせたところ、練習でのパフォーマンスが格段に向上した。フリースローやスリーポイントシュートの命中率は平均で9%上がった。*1

 あなたはどれくらい良質な睡眠が確保できていますか? 6時間以下の人は、日頃から低パフォーマンスで仕事をし続けていることを認識しましょう。「私は仕事ができないのかしら…」とモヤモヤし始める前に体を回復させることをすべきです。

 たいてい疲れている時に考えることは、元気な状態からすればどうしようもないものが多いのです。これは本来の自分ではないと思ってやり過ごしましょう。

 人間の集中力は有限です。高い集中力を維持できるのは一日のうちたった4時間ほど。

 え? ということは8時間労働でも4時間は本調子じゃないってこと?

 そう、そうなんです。