「どっきり」を仕掛けられても、それをはね返す

 りゅうちぇるさんは、テレビに出演し始めてから半年で100本以上の番組に出演。普通ならば、心ない視聴者から「あきてきた」などと言われかねない時期に来たのかと思いますが、そんな声は聞こえてきません。それは、世間の求めるキャラクターを、本人が軽く超えていて、彼がテレビに消費されない軸を持っているからだと思いました。それに気づかされたのは、りゅうちぇるさんに仕掛けられた「どっきり」の数々でした。

 今年6月19日、ブレイクのきっかけとなった「行列のできる法律相談所」が、ドッキリ企画を彼にしかけました。その内容とは、食事中に美人店員がファンを装い、デートに誘うというもの。結果は、仕掛け人が惨敗でした。りゅうちぇるさんは、はっきりと「ぺこりんとご飯食べてたほうが楽しい」とお断りしたのでした。

 また、7月18日にも、フジテレビ系特番「爆笑!いいね動画シアター」にてドッキリを仕掛けられたりゅうちぇるさん。今度は、プライベートの懇親会で先輩モデルたちから、「化粧している男子はありえない」「男らしくない」ダメ出しをされると、それに対して「自分がよく見える方法として選んでいる」「人に何を言われても負けないで自分をしっかり持つ」「偽りの自分に慣れたら、人に何も教えられない」と、しっかりと意見を表明。でも、一人きりになった瞬間に涙を見せていたのでした。