後悔しないために大切なこと

 「あの日に戻って過去を変えたい」といくら悔んだところで、タイムマシーンに乗って過去に戻ることなどできません。反省することは大切ですが、いつまでも落ち込んでいるのではなく、「変えられぬものを受け入れる平静さを持つこと」です。

 心が落ち着いた状態になると、どうしてそのような選択をしたのか、問いかけることができるようになります。

 もし、「面倒だったから」「○○にそう言われたから」など、言い訳が出てくるようなら、主体性のない選択をしている証拠。今後は、自分というフィルターを通して、本来の自分が正しいと感じることのできる、違和感のない選択を意識的にしていくことです。

 それはまさにこれからの未来において、「変えられるものは変える勇気」を持つことにほかなりません。変えられぬものにいつまでも囚われていては、心安らかに過ごすことは難しいものです。だからこそ、「変えられぬもの」と「変えられるもの」を見分けて対処していくことが大切なのでしょう。

写真=ryanking999/PIXTA