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転職先が決まっていても離職票はもらうほうがよい理由

2016年10月11日

失業手当だけじゃない 働き女子はいざというときに備えよう

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 こんにちは。「ワークルールとお金の話」の社会保険労務士 佐佐木由美子です。会社を退職するとき、すでに転職先が決まっているため、離職票を発行してもらわない、という人がいます。それが将来明暗を分けることも……。

離職票とは?

 離職票は、雇用保険に加入していた従業員が退職するときに、会社が在籍期間中の給与等を記載してハローワークに提出し、ハローワークが交付する書類です。正式には、「雇用保険被保険者離職票」といい、会社は退職日の翌日から10日以内に手続きを行うものとされています。ただし、本人が離職票の交付を希望しない場合は、離職票の提出をせずに、資格喪失手続きのみで足りることになっています。

 離職票は、一般に会社を辞めた後の生活保障として、失業手当(正式には「基本手当」といいます)をもらうために利用します。そのため、再就職先が決まっている人は、離職票を希望しない場合もあります。あるいは、「すぐ再就職するから必要ないだろう」と会社側が本人の希望を確認せず、離職票の作成をしない場合もあるようです。

転職は新たな一歩。新天地に意識が向きがちですが、離職票をもらっておくのを忘れずに (C)PIXTA

 普通に働く女子社員たちに話を聞くと、「離職票がどういうものか分からない」「見たことがない」という人が結構います。会社が説明してくれたら、離職票が欲しいというかもしれませんが、説明を受けなければ、その存在すら分からない、というのが正直なところではないでしょうか。

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Profile
佐佐木 由美子
佐佐木由美子(ささき・ゆみこ)
人事労務コンサルタント・社会保険労務士。中央大学大学院戦略経営研究科修了(MBA)。米国企業日本法人を退職後、社会保険労務士事務所等に勤務。2005年3月、グレース・パートナーズ社労士事務所を開設し、現在に至る。女性の雇用問題に力を注ぎ、働く女性のための情報共有サロン【サロン・ド・グレース】を主宰。著書に「採用と雇用するときの労務管理と社会保険の手続きがまるごとわかる本」をはじめ、新聞・雑誌等メディアで活躍
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