新しい働き方としての副業

 副業というと、これまでは何か理由があって本業以外のことをしているという、どちらかというとネガティブな響きがあったかもしれません。それが昨今では、「新しい働き方」として徐々にではありますが、受け入れられ始めています。

 副業が仕事や私生活面において相乗効果をもたらすには、自分でうまくタイムマネジメントができることが重要です。睡眠時間や重要なプライベートを削ってまで副業に没頭してしまい、本業に支障が出ることのないように留意したいところです。そもそも残業が多い場合は、まず本業における働き方を見直し、改善を図ることが第一歩といえるでしょう。

 希子さんのように、お金のためではなく、自己実現の場としてトライする働き方は、今後少しずつ広がっていくかもしれません。IT技術の進歩は、起業の垣根を低くし、個人でも活動範囲を広げていくことが可能となりました。

 個人が職場以外の場所で成長することを通して、本業にもプラスの効果をもたらすことができれば、お互いにとってWin-Winといえるのではないでしょうか。

文/佐佐木由美子 写真/PIXTA

この連載は、毎週火曜日に公開。下記の記事一覧ページに新しい記事がアップされますので、ぜひ、ブックマークして、お楽しみください!
記事一覧ページはこちら ⇒ 【ワークルールとお金の話】