こんにちは。毎週「お見合いおじさんは見た! 」のコラムをお届けしているライターの大宮です。突然ですが、最終回。といっても、僕は「お見合いおじさん」がもはや趣味ですので、今後も我がオネット(大宮ネットワーク)会員を見守り続けていきますよ。この日経ウーマンオンライン上で定期的に活動レポートをするのは最後になりますが、何か嬉しいこと(会員の成婚など)があったら報告させてもらおうと思っています。

 この2年間、会員のために月1ペースでお見合いや合コンをセッティングしてきました。結論からいえば、成婚率はゼロです。うう、辛い……。ただし、会員として活動中に別の場所で素敵な女性を見つけて結婚した男性が2人います。彼らには末永く幸せな結婚生活を送ってほしいです。

 他にも途中退会した人たちがいますが、「仕事が忙しくなってきたので婚活どころじゃない」「恋はしたいけれどお見合いには向いていないと気づいた」「婚活をするのが疲れてきた」「匿名でも記事に書かれるのが嫌だ」などの理由で去って行きました。彼らとはケンカ別れしたわけではないので近況はなんとなく把握していますが、おそらく全員がまだ独身です。

 連載を終えるにあたり気づいたことがあります。僕はお見合いのセッティングにはあまり向いていないことです。僕は好きな人のお世話しかしていません。彼らは仕事にも遊びにも一生懸命な傾向が強く、「今年中に絶対に結婚したい。何よりも結婚を優先する」というタイプではないのです。むしろ、「いい人がいたら恋愛して結婚したいけれど、気の合わない人と無理して家庭を築くつもりはない」と考えています。

 はっきり言えば、それぐらい自立している人じゃないと僕は友だちになれません。つまり、「ご縁がなければ結婚しなくても一人で楽しく生きていける」という雰囲気が漂う人だけを選んでお見合いを組んできたのです。我ながら矛盾していますね。