リーズナブルなNYバーガー
シェイク シャック(東京・外苑前)

 次は、打って変わって、リーズナブルな価格のハンバーガー。

シェイクシャックの「シャックバーガー」(写真中央 680円)。
シェイクシャックの「シャックバーガー」(写真中央 680円)。
<ここがポイント!>
素材にこだわりながらも価格がリーズナブル
肉そのものの味わいを楽しめる
環境や社会貢献へのこだわり

 外苑前のいちょう並木の中程に2015年11月にオープンした「シェイク シャック」。こちらも「ベアバーガー」と同じくニューヨーク生まれのグルメハンバーガーレストランだが、カウンターでオーダーするスタイルで、リーズナブルな価格設定となっている。

 リーズナブルな価格の理由は、店舗の施設や宣伝などに経費をかけていないからだという。メニュー数は絞り込まれているが、ベジタリアン向けにマッシュルームを使った「シュルームバーガー」や犬用のクッキーなど、さまざまな生活スタイルを持つ人が訪れることを想定した構成になっている。

 肉などの素材には妥協していない。100%オールナチュラルのオーストラリア産100%アンガスビーフを使い、レタス、トマト、チーズを挟んで、オリジナルのシャックソースで味付けしている。味わいはスパイシーに味付けされた肉のパンチが強く、チーズがかすんでしまうほど。グルメバーガーのなかでは比較的安価だが、肉自体の味わいもしっかりしていて満足度も高い。もう1個食べられるかも?と感じられる、女性でも食べやすいボリューム感だった。

店舗の壁面やテーブルなどには廃材も使われている。
店舗の壁面やテーブルなどには廃材も使われている。

 店舗は1階でテラス席と屋内席があり、テラスには卓球台を設置するなど遊び心を感じさせる。一部商品では売り上げのなかから一定の割合を指定団体に寄付するなど、社会貢献への意識も高い。これは各国の店舗でも行われている。

 2016年春にはアトレ恵比寿西館への出店も予定されている。