“食べる美容液”とも言われる「機能性オイル」

 

 昨年はスーパーフードが大ブレイク。そのひとつとして、ココナッツオイルが流行ったが、今年はさらに多彩なオイルに注目が集まりそうな気配。しかも、従来はスキンケアアイテムに使われることが多かったアルガンオイルなどが食用として登場しているのだ。

 昨年12月より、オーストリア・ポドル社の食用機能性オイル6種が日本に初上陸、セレクトショップの「ビープル バイ コスメキッチン」で購入できる。

ポドル社の機能性オイル。左から「アプリコットシード」(1900円)、「アルガンオイル」(2500円)、「パンプキンシードオイル」(1800円)、「フラックスードオイル」(1400円)、「ヘンプシードオイル」(1700円)、「ポピーシードオイル」(1800円)(※各91g)。
ポドル社の機能性オイル。左から「アプリコットシード」(1900円)、「アルガンオイル」(2500円)、「パンプキンシードオイル」(1800円)、「フラックスードオイル」(1400円)、「ヘンプシードオイル」(1700円)、「ポピーシードオイル」(1800円)(※各91g)。

 ヨーロッパで美容や健康への意識が高い女性から人気を集めているのが、アルガンツリーの実からとれる「アルガンオイル」。ほんのり甘く上品なコクがあり、抗酸化作用が高いそう。

 また、杏仁の種子からとれる「アプリコットシード」も注目株。植物油感覚で料理に使えるというから、日々の食事に気軽に取り入れられそう。「オリーブオイルにも含まれるオレイン酸が豊富で酸化しにくく、老化防止の効果が期待できるといわれます。水分となじみやすいので、便秘で悩む方にもおすすめ」と同店を運営するマッシュビューティーラボPR・販売促進部の太古有紀さんは説明する。


 

働き女子にも人気、「回らない寿司店」

 

 「回らない寿司店」が増えている。寿司の乗った皿を運ぶレーンはあるものの、従来の回転寿司店のように、寿司を乗せてぐるぐる回っているわけではない。

 お客は、自分のところに回ってくるものから選ぶのではなく、自ら食べたいものを注文する、という仕組み。寿司レーンは、あくまで注文品を客席まで運ぶためのものなのだ。こういった形態の寿司店は、今後も増えていく見込み。

タッチパネルによるフルオーダーシステム(かっぱ寿司)。回転寿司店舗でも約80%がオーダーによる提供であることから、ニーズに対応した。
タッチパネルによるフルオーダーシステム(かっぱ寿司)。回転寿司店舗でも約80%がオーダーによる提供であることから、ニーズに対応した。

 昨年11月には回転寿司チェーン「かっぱ寿司」が都内初のフルオーダーシステム導入店として「かっぱ寿司板橋店」をリニューアルオープン。全品タッチパネルによるフルオーダーシステムで、2段の特急レーンで届けてくれる。

 回転レーンをなくし、注文品専用の高速レーンで届けるというオールオーダー型の店舗をいち早く導入したのが、回転寿司チェーン「元気寿司」だ。2012年8月にオープンしたオールオーダー型店舗の1号店「魚べい渋谷道玄坂店」を皮切りに、新規出店や改装を順次進めており、今年3月末にはオールオーダー型店舗は全56店舗となる予定。2018年3月末には100店舗まで増やす計画だという。

昨年10月に「元気寿司大森駅山王北口店」からリニューアルした「魚べい大森駅山王北口店」。
昨年10月に「元気寿司大森駅山王北口店」からリニューアルした「魚べい大森駅山王北口店」。

 「作りたての新鮮な商品を、みずみずしいまま、より早く届けられるオールオーダーシステムは、お客様から好評です」と元気寿司総務部総務課の舘野龍さん。洗練された外観と内装は、いわば“寿司レストラン”の趣。女性客も入りやすい店づくりを目指しているそうだ。

◆関連サイト
かっぱ寿司
元気寿司