3.自分の思考過程を丁寧に説明するクセをつける

 自信あるアイデアをいつも却下される人が陥るワナでも詳しく説明していますが、コミュニケーションの行き違いで苦労している人は、相手のことを、こうだろうな、と想像した結果、私はこういう理由でこのような行動をした、という思考過程を説明するのを忘れて、いきなり行動してしまったり、結論を急いでしまったりすることが多いのです。「わかってくれているはず」と思っているのはあなただけ。思考プロセスをきちんと説明しておけば、どこでどうボタンを掛け違えたかも分かるようになりますよ。

 「逃げ恥」を通じ、思い込みで痛い思いをした経験があったとしても、実はその経験があったからこそ今があるという幸せに気づけた方も多いことでしょう。このうれしさをぜひ、今後の発信力向上にも活かしてみてくださいね。

壁の外の世界のすばらしさは、ドラマだけの話ではありません (C) PIXTA
壁の外の世界のすばらしさは、ドラマだけの話ではありません (C) PIXTA

文/池田千恵 写真/PIXTA

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