なぜ「思い込み」だと気づけないのか

 この連載では「しなやか発信力」をテーマに、自分の思いを怖がらずに発信し、成長していくことのすばらしさと、そのためのコツや心構えを伝えてきました。過去に書いた次の記事は、まさに、自分が傷つきたくない、という気持ちからみくりを傷つけてしまった平匡さんへの手紙として書いたのではないか? と錯覚するほどでした。

本番に弱い人は「自分が自分が病」にかかってる 対策は

 私たちの行動は、過去の経験に多かれ少なかれとらわれてしまっています。例えば「自分にとって嫌なことは、他人にもしないようにしましょう」と言われたとしても、自分にとって嫌なことが、イコール他人にとって嫌なこととは限りません。お互いの育ちや経験が一緒でないからです。

 だから、自分の想像の延長線上だけでものを見て思い込むのではなく、まず気持ちを声に出して、相手の反応を見るという経験が必要なのです。

 思い切って一歩前にすすむ平匡さんを見て、「私もがんばろう!」と思えた人には、ぜひこれをきっかけに発信力を磨いて行きましょう!